農業・農作業

除草剤「ラウンドアップ」を飲むことを拒んだ学者から考察する除草剤の人体による影響と健康被害

これからの夏にかけての季節は特に雑草がすごい勢いで伸びる。

雑草が生い茂る。
そうして野菜がダメになる。

そんな時に役に立つ除草剤ついて書いていく。

ラウンドアップとは?

アメリカのモンサントという会社が開発した除草剤グリホサートの商品名である。
土壌ですぐに分解され、毒性が少ないアミノ酸系除草剤として世界中で使用されている。

「生分解性で、環境に優しい」がキャッチコピー。

「分解して土に還る」

世界でもっとも売れた除草剤である。

ラウンドアップの危険性

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世界保健機関(WHO)は米モンサントが開発した除草剤「グリホサート」に発がん性の恐れがあるとする報告書を公表した。

安全性を懸念する声も強く、世界で販売禁止になっている国も多い。
しかし、日本では未だ土壌で容易に分解、危険性も食塩以下とされヒトに安全な農薬成分として人気のある除草剤である。

「発がん性」などの危険性が伝わっていない。

ちなみに米モンサント社が販売するラウンドアップの有効成分、グリホサートイソプロピルアミン塩は特許が切れている。

そのためグリホサートを有効成分とする除草剤(アミノ酸系除草剤)は、ホームセンターだけでなく、100円ショップでも販売されており、誰もが簡単に安価で購入することができる。

よく目にする液体の除草剤は、グリホサートイソプロピルアミン塩を有効成分としている商品が大半を占めている。

ラウンドアップアップを飲んでも大丈夫なのか?

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フランスのケレブルテレビ局「Canal+」(カナル)のインタビューでモンサントを支持する科学者、パトリック・ムーア博士は「ラウンドアップを1リットル飲んでも害はない」と主張している。

彼の主張ではグリホサートを飲んでも人体にまったく害はないと断言。

実際にラウンドアップを飲んで自殺しようとした人も無害なので失敗した、と言っている。

そこでCanal+のインタビュアーはムーア博士に対し、グリホサートの入ったグラスを裏に用意して、カメラの前で飲んでみてくださいと持ちかけた。

しかし、ムーア博士はそれを拒み、怒って退席したという事件があった。
以下はそのインタビューの一部を抜粋したものだ(動画は冒頭に掲載)。

ムーア博士:(グリホサートを)1リットル飲んでも害はありませんよ。
Canal+:もし飲んでもいいというのであれば、ここに用意してありますよ。
ムーア博士:もちろん喜んで飲みます。いや、実際には飲みませんよ。でも無害であることはわかっています。
Canal+:そうおっしゃるなら、用意してありますから。
ムーア博士:いやいや騙されませんよ。それを飲んで自殺しようとする人もいますが、いつも失敗します。
Canal+:本当のことを言ってくださいよ。
ムーア博士:人体に害はありません。絶対にありません。
Canal+:それなら、あなたがグリホサートを飲んでもかまいませんよね?
ムーア博士:いや、私は馬鹿じゃない。

除草剤による人体への影響と健康被害について

動画では博士は怒って退出してしまいます。
そのことからわかるように、除草剤を飲んだら絶対に健康を害します。

除草剤は人体になんらかの悪影響を与えていると考えるのが普通です。
たとえ庭に除草剤を散布してもいい気はしません。

しかし、農作業での使用や国道や県道など車が通る道での除草剤の使用は「必要悪」かなとも考えています。

まとめ

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農業に関係のない都会でも雑草対策で除草剤が使用されている可能性がある。

夏場の暑い時期に青々と茂っているはずの雑草や草木が茶色く枯れている場合は除草剤を散布している証拠である。

俳優の岡本太郎氏の趣味である野草採取も道路に生えている野草ももしかしたら以前に除草剤を散布した可能性もある。

除草剤が土壌で分解されていれば良いが、もしそうでないなら都会の野草採取の安全性もどうかなと思ってしまうのであった。

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