ビニールハウス 農業・農作業

ビニールハウス内を暖かく保つ二重構造の内張りの効果

ビニールハウスの構造

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ビニールハウスで作業しない人はわからないかもしれないが、ビニールハウスは外張りと内張りの二重構造になっている。
二重構造ではなく1枚のビニールでは暖かい空気がビニールハウス内にたまらず温まらない。
なのでビニールハウスの外側だけではなく、内側にもビニールが貼られている。

しかもビニールハウスは一度貼れば10年,20年もつものではなく2~3年で張り替える。
新品のビニールハウスでも半年もたつと穴が開いて傷んでしまう。
3年もすれば穴大きくなり暖かい空気が漏れるので張り替え作業をする。
今回はその内側のビニールを剥がし、新しく張り替える作業。

ビニールハウス内での内張り作業

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まず内張りの日に入るをねじれないように写真のように鉄パイプの上に乗せていく
image上に上がってビニールハウスの反対側に届くようにビニールをたぐっていく。
image文字は下から見て逆さまになるように。文字が真ん中に来るように調整する。
imageビニールハウスを温めるボイラーの煙突はあらかじめ外しておかないと内張りが貼れない。
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ビニールハウスの効果

ビニールハウスは外と中の二重でビニールを貼り付けている。

外から見るだけだとビニールハウス内にもう一つビニールが覆ってあるとは気づかない。

ビニールハウスには2つの仕組みがある。

ビニールハウスは密閉した空間を日中には太陽の熱で温める効果。

そしてもう1つは夜や氷点下など気温の低い場合に重油を使用しボイラーで、暖房のようにビニールハウス内に熱を送風する役目がある。

ボイラーを使用する時に(「ボイラーを炊く」というが)熱が外に逃げていかないように、外側だけでなく内側にもビニールで覆い、農作物が育っている空間を保温する。

夜間が寒く、日中が暖かい日はビニールハウスの空気の入れ替えをしたり、内張りのビニールを巻いて外側だけの一枚にしておく必要がある。

そうしないと外気温が一桁台でも内張と外張りの二重構造の状態のままだと気温が上がりすぎてします。

日によっては30度を超えてしまうこともあるので注意が必要。

まとめ

ビニールハウスには外からの熱を取り込む効果とボイラーを炊いた時に熱を逃がさない効果がある。

二つをうまく利用して野菜栽培を行なっている。

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