毎年夏場の夏野菜は多くの人が栽培して野菜価格が値下がり、場合によっては大暴落という年もあるのですが、2017年8月現在、市場の野菜価格が値下がりするどころか価格が上昇傾向にあります。
気候や栽培の現状と今後の野菜などの食品価格の動向について考察してみます。
2017年夏の天候 例年通りの西日本と長雨と日照不足の関東
一時期は2017年8月に日本を横断した台風5号による被害も危ぶまれましたが、うまく避けてくれて四国、特に愛媛では災害や農作物への被害はほとんどありませんでした。
残暑は厳しいですが、天候にも恵まれ、農作物はよく育っています。
しかし、東京では8月に入って、19日連続の降雨が観測され、記録的な「雨の8月」となっている模様。
ブログやニュースを見る限りではここまで雨が多い8月というのは経験したことがないようです。
東京を含む関東圏の気温も例年であれば「うだるような暑さ」「厳しい残暑」という言葉は聞かれず、20度程度と夏とは思えないような肌寒さが続いているようです。
西日本と東日本でこれほどの気候に違いが出てくるとは驚きです。
2017年の野菜価格の現状と今後の予想
現在この記事を投稿した時期は大阪や松山の青果市場での野菜価格の値上がりが発生しています。
きゅうり価格が予想以上に高騰しています。
野菜価格についてはわかりませんが、関東圏の長雨と日照不足による天候不良により少なくとも今後1ヶ月程度は全国的に野菜不足に陥るのではないかと想定しています。
また、調べていないので詳しくはわかりませんが、台風の通り道に当たった地域では予想以上の被害があった可能性もあります。
去年の野菜の値上がりを見て新たに参入した人、収量を増やした人などによる野菜収量増加と同じ時期に収穫が重なりによる野菜価格の下落が発生するものと予想していました。
俺の予想は完全にハズレました!
今年度は収量を減少させていたので正直驚いています。
今後は去年ほどではないにしろ、野菜不足が予想されます。
「需要と供給のバランスが完全に崩れ、野菜価格が大きく下がる。
野菜が売れなくなる。」
とオレが予想していたのとは全く当てはまらなかったわけです。
今後の予測とまとめ
秋に収穫する農作物は少ないので10月初めくらいまでは野菜価格は高止まりする可能性がありますがその後は落ち着くでしょう。
通常、夏と冬に栽培する野菜は値段が低くなる傾向にあります。
現状の野菜価格が上昇傾向にある場合は冬場の野菜も値段が高いと見越して収量を増やす農家や栽培者が増える可能性があります。
そうすると一気に野菜価格の値下がりも考えられます。
仮に野菜価格が高止まりしても、西日本から東日本へ農作物が運ばれ、西日本の野菜が重宝されるかもしれません。
食品通販サイトの「らでぃっしゅぼーや」や「オイシックス」が有名です。
しかし、四国、愛媛の新鮮で安全な野菜を直接、インターネットショップで手軽に購入することもできます。