愛媛県西条市では10月に毎年恒例の秋の「西条まつり」が開催されます。
西条祭りとは伊曽乃(いその)神社、嘉母(かも)神社、石岡(いわおか)神社、飯積(いいづみ)神社の4つの神社で行われる例祭の総称です。
西条まつりの中でも特に盛り上がるのが伊曾乃神社例大祭です。
伊曾乃神社例大祭が「西条まつり」のメインと言っても過言ではありません。
祭りに参加する人は西条まつりのために一年を過ごしてきたと言っても過言ではないくらい、祭りに命をかけています。
また、愛媛県内だけではなく、県外からも多くの観光客が訪れ、とても混雑し賑わいます。
伊曽乃神社例大祭は2017年10月15日、16日の日程で開催されます。
そんな西条まつりのメインである伊曽乃神社例大祭の直前の様子を訪れて見ました。
西条まつり 祭り前の伊曽乃神社周辺の様子
1500台収容予定の加茂川河川敷臨時駐車場
西条まつりの見物のための臨時駐車場になる加茂川橋下の河川敷の様子。
西条まつり伊曾乃神社例大祭のクライマックス「川入り」の近くにある駐車場です。
加茂川河川敷 西条祭り 仮駐車場予定地 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
西条まつりのクライマックス「川入り」の場所
「川入り」とは加茂川で伊曽乃神社は神様の乗る神輿が神社に帰ろうとするのをだんじりが神様を帰さないよう通さないようにする行事です。
川入り付近の橋は当日は通れない模様。
伊曽乃神社方面と武丈公園方面に渡る橋は16日の西条まつり川入り開始から川入り終了まで通行止めになります。
川入り予定時間の16時から18時の間です。
歩行者だけでなく、周辺の自動車などの車両は全面通行止めになります。
高知県いの町から西条に向かって来る人や西条市から高知県へ向かう方は注意が必要です。
近年問題になっているドローンなどの小型無人機の使用についても自粛するように書かれています。
祭り当日は通行止めになる橋の上から見た加茂川。
加茂川川入りの時は進入禁止の橋 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
伊曽乃神社
伊曽乃神社の場所は川入りが行われる加茂川近くの愛媛県西条市中野にある神社です。
最寄駅のJR伊予西条駅から徒歩で40分くらいはかかるんではないでしょうか。
通常であればバスやタクシーで15分程度で訪れることができますが、祭り当日は交通規制も行われるので、歩くのが一番早いと思います。
愛媛県西条市と高知県いの町を結ぶ国道194号線沿いの道路に伊曽乃神社の看板があるのでいの町方面からは左西条市からだと右に曲がります。
方向で言えば南側になります。
まっすぐ進むと大きな鳥居が見えます。
かなり大きな神社です。
中にも入って見ました。
伊曾乃神社1 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
伊曽乃神社の歴史について
その伊曽乃神社はとても由緒ある神社の一つです。
伊曽乃神社の由緒
地元の伝説によれば、その昔、伊曽乃の女神と石鎚山の男神が加茂川の畔で出会った。二人は恋仲となり、女神は結婚を迫った。しかし男神は、石鎚山で修行を続けなければならないために結婚はできないと断った。しかも石鎚山上は女人禁制のため、同行は許されない。「修行を終えれば結婚するのでそれまで待ってほしい。山頂から三つの大石を投げるので、真ん中の石が落ちた所に館を造って待つように」と言い残して山へ登った。間もなく、石鎚山から三つの石が飛んできたので、真ん中の石が落ちたところに営まれたのが伊曽乃神社だという。現在、伊曽乃神社の一の鳥居の脇には、石鎚の神の投げ石と伝えられる石が残っている。
Wikipediaより
昭和天皇や徳仁親王(現在の皇太子様)が参拝されています。
特に、皇太子様は伊曽乃神社関係を題材に論文の研究をしていたという話を社務所で聞かせていただいた記憶があります。
まとめ
神輿とは神様が入っている乗り物でだんじりはみこしの付き添いのようなものです。
神輿同士をはち合わせされる「喧嘩みこし」は五穀豊穣を祝うお祭りの趣旨からかなり外れているように思います。
めでたいのに喧嘩するとかってありえません。
西条祭りは喧嘩みこし、喧嘩だんじりではありません。
西条まつり「伊曽乃神社例大祭」10月16日夕刻の川入り直前の様子と通行止めやドローンを使用した撮影自粛、禁止などの注意事項を紹介しました。
観光バスではなく、個人で西条まつりを見に来る人はJAカントリーエレベーターやJA神戸支所などの川入りの地点から少し離れた場所に車を止めるのが良いです。
また、JR新居浜駅やJR伊予壬生川駅など電車で15分程度の場所からJR伊予西条駅に向かい、西条まつりを楽しむという方法もあります。