マルチングとは?
マルチング (Mulching) とは、畑の表面を紙やプラスチックフィルム(マルチシート)等で覆うこと。
被覆資材の種類や被覆方法によりさまざまな効果が得られる。
マルチングのメリットとデメリット
メリット
マルチングで土の温度を上げることができるのは上記で記載した通り。
雑草を生やさないようにする「除草効果」の役割も大きい。
デメリット
後片付けが大変な作業となる。
農業用マルチシートは塩化ビニール系の石油製品とため、土に帰ることはない。
メリット・デメリットの両方に言えることだが、農作物を栽培する面積が広ければ広いほど効果を発揮するし、後片付けが大変である。
地温を上げるマルチシートの色ランキング
第1位 透明マルチ
地温上昇率はNo. 1。
ただし光をよく通すので草を抑制する、防除する効果はなく、雑草が生える。
第2位 緑マルチ
地温上昇率が高く、雑草も抑えることができる。
第3位 黒マルチ
地表面の温度は上がりやすいが、深いところは上がりにくい。
第4位 シルバーマルチ
銀色は意外というかとうぜんというか、光を反射させて地温が上がらない。
マルチシートによる地温上昇の仕組み
色のついたマルチ、例えば黒色のマルチはフィルム自体が温まり高温になる。
色のついていない透明マルチは投下する光が多く、地面をより温める。
地温が上がる意外な仕組み
地表を覆って水分を蒸発させないことも地温上昇の大きな要因の1つである。
水分が蒸発しやすい穴開きマルチより穴なしの方が地温が上がりやすい。
まとめ
自分の住んでいる地域では、農作物の栽培での透明マルチを使用ではなく、真夏の暑い時期に使用して雑草を死滅させる為に使用する人が多い。
夏場のこれからの時期に使用するマルチは地温が上がりづらいシルバーマルチがおすすめである。