かかしの里の人形




四国の観光・旅行 徳島

徳島の秘境・酷道与作(ヨサク)沿いの東祖谷 天空の村・かかしの里の魅力とは?いったい何体の人形がいるのか?

酷い道と書いて『酷道』。

全国各地には酷道と呼ばれる「国道」が存在します。

その名の通り、ガードレールがなく、離合できないほどの細い道、中には断崖絶壁の道。

これが本当に国道か?

と見紛うような道を総称して『酷道』と呼ばれ、マニアの間では随分前から密かなブームとなっていました。

四国には一休さんと呼ばれる国道193号線とヨサクと呼ばれる国道439号線が存在します。

中でも国道439号線は『日本三大酷道』とも呼ばれ、密かな人気を集めてきました。

今ではその「酷道」も整備され、道が広くなり危険な区間はほぼなくなッタノではないでしょうか。

そしてその酷道沿いにある村が「かかしの里」として人気を集め密かなブームとなりました。

交通量が少ないので訪れる人もまばらですが、剣山や奥祖谷、国道439号線を通る人にはぜひ訪れてほしい場所。

ということで記事にしました。

天空の村・かかしの里とは?

かかしの里

名頃集落にあるかかしの里。

グーグルマップを引くとこんな感じ。

本当に山の中にあるんですよね。

どういう観光地で何がオススメか?

というと、名頃集落にあるかかしの里は徳島県三好市の山里である標高800メートルの場所にあります。

標高が高い場所にあることから「天空の里」「天空の村」とも呼ばれています。

四国の右側に位置する中山間地帯で、徳島市内から下道で車で片道約3時間。

徳島市から大阪に行った方が近いんです!

人形の村、かかしの里になったきっかけは「大阪から故郷に戻ってきた女性が畑に種をまいても鳥などが食べてしまい、何も生えてこなかったとのこと。

それで野生動物対策にかかしを作ったそうです。

これまでに制作した数は350体に上り、集落に点在するに人形は約100体だそう。

天空の村・かかしの里の場所

住所:〒778-0201 徳島県三好市東祖谷菅生191
電話番号:0883-72-7620

天空の村・かかしの里は祖谷のかずら橋のある三好市の東側に位置しています。

菅生と書いてすがおいと読みます。

先ほども書きましたが名頃集落というところです。

近くにはダムがあり、四国随一の美しい景色を見ることができると言われている「三嶺(みうね)」の登山口があります。

アクセス(所要時間)

先ほど『徳島市内から3時間かかる』と書きましたが、高速道路「徳島自動車道」を利用すれば2時間弱で行くことが可能。

高松空港からの所要時間は車で約2時間。

祖谷のかずら橋からは約45分。

近くを通りかかった人が思わず立ち止まってしまうかかしの里。

広島に留学中のドイツ人学生が2014年春に訪れ、動画撮影し投稿したところ、世界から50万回以上も再生され評判になったとのこと。

ということからとくに外国人に興味を持たれている場所なんですよね。

バス停があったので路線バスもあるかもしれませんが、交通手段はやはり車。

遠くから飛行機や新幹線で旅行・観光する場合はレンタカーになると思います。

実際多くの外国人観光客がレンタカーを運転して祖谷から奥祖谷、剣山を旅行しています。

剣山からかかしの里まではこちら↓

駐車場

道路は狭いです。

道路沿いに止めると走行する車やバイクに迷惑がかかるので、かかしの製作工房や小学校跡、バス停のそばの広い場所に止めることをお勧めします。

車を止める際は住人の迷惑にならないかも十分配慮してください。

トイレ

かかしの里

トイレは小学校跡から約250メートル東に公衆トイレがあります。

ガソリンスタンド

かかしの里から一番近いガソリンスタンドがこちら。

かかしの里を訪れる際、また国道439号線を走行する場合は、前もって十分なガソリンがあるかを確認しておいた方がいいですね。

その他

コンビニエンスストア・飲食店はありません。

実際に行って撮影した写真

かかしの里

撮影した写真を貼っていきたいと思います。

かかしの里

かかし作り工房の中には多くのかかしがいます。

圧巻!というか今にも動き出しそうな感じがします。

かかしの里

小学校の体育館にも多くの人形が飾られています。

かかしの里の人形

後ろの方はボケていますが、全部人形。

かかしの里の人形

体育館の中はお祭りをしている人形が!

かかしの里の人形

結婚式をしている人形。

かかしの里の人形

道路沿いには数多くの人形がいます。

野ざらしになっている人形は劣化が早いとか。

一つとして同じかかしがありません。

一体一体顔や体型見た目が違うんですよね。

それが魅力だと思っています。

たくさん写真撮影を行いましたが、別記事にて紹介したいと思っています。

行ってよかったところと悪かったところ

かかしの里の人形

まぁこんなものか。

と感じる人もいるかもしれませんが、遠くから見ると人間そっくりのかかし。

集落のあちこちにまるで生活をしたり、働いたりしているように置かれているかかしにはそれぞれの個性があり、なんとも言えない光景を醸し出している。

人口減少社会の中における「限界集落」の現実を浮き彫りにしているだけに、見様によっては、寂しさ・怖ささえ感じられるんじゃないでしょうか。

その光景自体がいいところでもあり、そして悪いところでもあると思います。

近場のオススメ観光スポット(実際に訪問したところ)

祖谷のかずら橋や剣山、奥祖谷周遊モノレール、山に民家が点在する落合集落など、西祖谷から東祖谷にかけて見どころの観光スポットが非常に多いです。

国道439号線を走行している途中で立ち寄った場所を記事にしていきます。

祖谷のかずら橋
徳島の秘境『大歩危・祖谷のかずら橋』 車での行き方や混雑状況 おすすめの駐車場 橋徳島県三好市

...

続きを見る

口コミ・評判

全く知らずに夜ここを通るとすごく怖いのでツーリングや剣山に行く予定の人は注意して下さい。<br /> この国道439号は「酷道」と揶揄されるくらい狭い道路なので不用意に停車して撮影などしないようにしましょう。<br /> 交通量はそれなりに多いので邪魔になります。

男性

男性

テレビで知り行ってきました。一人旅だったので少し不気味な怖さがありましたが行く価値あると思います。

男性

ツーリングの途中で立ち寄ったのですが、カカシをお作りになってる方にとても丁寧に説明頂きました。住民は減ってるようですがカカシがいるおかげでとても賑やかに感じます。<br /> たまたま伺った時に大学生の人達も手伝って作ってましたが、それぞれ色んな表情があって面白いです。特に小学校の教室と体育館は圧巻ですのでオススメです!

男性

まとめ

かかしの里

名頃集落の人口・住人は30人程度。

対してかかしの数は100体以上。

テレビなどのメディアで紹介されることが多くなり人が多いかなと思ったのですが、限界集落と言われる集落で混雑することはありません。

オススメの時間帯というのはありませんが、山に囲まれた集落なので朝は日が昇るのが遅いですし、夕方暗くなる時間も早いです。

昼間が一番いい時間帯になるのではないでしょうか。

じっくり見学しても滞在時間は30分かからないでしょう。

外国人の方だけでなく多くの日本人にも訪れてもらいたい場所ですね。

徳島県祖谷かずら橋へは徳島空港からだけでなく、香川県の高松空港からも便利なんです。

ぜひ高松空港からの飛行機の日程もチェックしてみてください。



スポンサーズドリンク

-四国の観光・旅行, 徳島
-, ,

© 2020 すけたろうの雑記帳