四国 UFOラインとは
高知県いの町の寒風山登山口と愛媛県久万高原町の土小屋を結ぶ町道瓶ヶ森線(通称UFOライン)は、高知県いの町が管理する道。
一般的には瓶ヶ森林道と呼ばれ、俳優の菅田将暉さんと中条あやみさんが出演したトヨタカローラのCMのロケ地になってから、一躍注目されるようになりました。
UFOラインの名前の由来は、『雄峰道(ゆうほうどう)』とも呼ばれていたらしく(聞いたことはない(^^;;))、『雄峰→UFO』ときているそうですね。
尾根伝いに続く町道の全長は27キロメートル。
標高1300メートルから1700メートルまでの尾根を縫うように走るこの道は、『天空の道』と言われています。
稜線を走る天空の道『UFOライン』は、晴れた日には西に石鎚山、南は太平洋、そして北には瀬戸内海も見渡せる人気の絶景ドライブルート・ツーリングルートになっている。
今では四国のみならず、九州・関西・関東からも観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。
地面に書かれた数字の意味
寒風山登山口と石鎚山土小屋を結ぶUFOラインの路面に、不思議な数字が描かれていおます。
全長約27キロの道に「0」から「26」まで白い番号が続いていきます。
同町の寒風山登山口の駐車場付近の路面が「UFOライン 0」。
車で坂道を進むと「1」。
その後、クネクネと曲がる急坂に「2」、最後の数字が土小屋付近の26。
このUFOインの高知県側の寒風山登山口(寒風茶屋があるところ)を起点に、石鎚スカイライン入口に向けて1キロメートルごとに表示されているんです。
2019年6月ごろにUFOラインを走行した時には、数字はなかったように記憶しています。
そして2019年9月に通った時には数字が書かれていました。
この路面に書かれた数字は何か?
この数字を見れば自分がどの位置にいるのか、現在地がわかり易くなりました。
自分の位置を把握できるようになるんです。
UFOラインでは、人気の高まりとともに交通量も増え、交通事故も増加傾向にあります。
万が一、交通事故や道迷い等で警察や消防に通報する場合には、路面に表示されている数字を活用することで、自分の現在地を容易に伝えることができるようになりました。
『2〜3の間』とか『17〜18の間』とか言えば場所を伝えやすいんですね。
車やバイクでどの数字の区間を走っているか、確認する必要はあります。
UFOラインは携帯電話の電波の入りが悪い
自分の位置をある程度把握できてももう一つの問題点があります。
何かというと、それは携帯電話・スマートフォンの電波が入りづらい。
現在ソフトバンクのスマートフォン(iPhone)を利用していますが、UFOライン全線に渡り電波が入りづらい状態です。
土小屋や石鎚登山口、石鎚山の道中では電波が入ります。
またUFOラインと並行する山道と伊予富士や瓶ヶ森山頂ではどうかというと、電波は入りやすいんです。
しかしUFOラインは電波が入りません。
auの電波も入りが悪いという情報を聞いています。
NTTdocomoはどうでしょうか?
NTTドコモを利用している人に聞いてみたい。
携帯電話の充電器は必須
運転と食事、トイレ以外にUFOラインを走行する時の注意点は、UFOラインを携帯電話のバッテリー量。
何かあった時に充電切れにならないよう、車用のシガーソケットに挿す充電器(カーチャージャー)と、ケーブルを持っていってください。
携帯電話・スマートフォンが使えなかったらどうしようもないですからね。
またUFOラインの26km区間は文明の力というものは何もありません。
トレイが寒風山登山口と瓶ヶ森登山口、土小屋にある3つ。
食事のできる場所やコンビニエンスストア、ガソリンスタンドは当然ありません。
UFOラインを走行する際には、準備を万端にして行ってください。
道の駅『木の香』やコンビニエンスストアで食事を購入、ガソリンスタンドでガソリンを満タンに!
まとめ
ということで、UFOラインで万が一事故や事件、災害などが起こった時にその場所を伝えやすいということで路面に数字が表記されました。
『11〜12区間』はCMで流れた風景、『16〜17区間』は瓶ヶ森登山口、『24〜25』がよさこい峠の茶屋跡の駐車場となっています。
訪れる際には前の車両と車間距離を取り、広い場所での離合、後ろの車の方が山道に慣れていると思ったら道を譲るなど、安全運転でUFOラインの絶景を楽しんでください。