先日、西条祭りの日程や見どころの紹介をしました。
愛媛県西条市の隣に位置する新居浜市でも祭りで賑わう街の一つです。
だんじりの担ぎ手たちは祭りが終わった瞬間から翌年の祭りのことを考えるというくらい祭り好きが集まっています。
そんな街なんです。
そんな愛媛県新居浜市で行われる「新居浜太鼓祭り」は、徳島県の「阿波踊り」、高知県の「よさこい祭り」と並ぶ四国三大祭りのひとつとして毎年多くの方が訪れる愛媛県を代表するお祭りです。
隣町同士で観光客を呼ぶことのできる大きな祭りが四国、愛媛にはあるんです!!
愛媛すごい!!
ということで今回は新居浜太鼓祭りについての情報を書いていきます。
愛媛・新居浜太鼓祭りとは
※画像は2018年度のものです
新居浜太鼓祭りは、愛媛県新居浜市で毎年10月に開催されるお祭りです。
元々は豊作を祝うお祭りで、現在もその目的は変わりません。
しかし、時代の変化とともに山車乗せられた太鼓が祭りの中心へと変わったと言われています。
明治以降は新居浜周辺に工場が出来て活気が生まれ、経済的にも豊かになったことで祭りの運営が加速され、各地域ごとに太鼓を巨大化させたり、豪華な太鼓台を作成したりと競いあうようになったそうです。
それと共に、祭りで太鼓台を動かす人たちの賑やかな「かきくらべ」も名物となっていきました。
西条市や新居浜市では担ぐ(かつぐ)ことを「かく」と言います。
祭りの時だけではなく、重たいものを複数人で一緒に持つ時や担ぐ時に日常的に使われる言葉です。
「かきくらべ」とは太鼓台のかつぎを競い合う「担ぎくらべ(比較する、競い合う)」と言う意味なんです。
新居浜太鼓祭り2019年の日程と開催場所は
新居浜太鼓祭りは、毎年10月16日・17日・18日の3日間開催となっています。
いよ西条インターに近い新居浜市大生院(おおじょういん)では15日・16日・17日の3日間の開催です。
2018年の開催日程や開催予定地は次の予定です。
2018年10月16日(火)~18日(木)
○開催場所
愛媛県新居浜市内の各所◇予想される主な開催場所
一宮神社・内宮神社・浦渡神社・萩岡神社・白山神社・八旛神社・一宮の杜ミュージアム・国領川河川敷・多喜浜駅前・新高橋南・国領川緑地 他*他にも小学校グラウンドやスーパーの駐車場などでも開催予定があります。
新居浜太鼓祭りの見どころは?
太鼓台の練り歩き
新居浜太鼓祭りの特徴といえば、巨大な太鼓台です。
高さ約6メートルの山車に巨大な太鼓を乗せた太鼓台の重さは約3トンで動かすためのかき棒を含めた全長は12メートルでとにかくスケールがでかいです。
この太鼓台を「かき夫」と呼ばれる男集が150人ほどで動かし、街を練り歩きます。
かき棒の上には4人の指揮者が乗り、この人たちの指示の下で太鼓台が移動します。
かきくらべ
祭りの最大の見せ場といえば、「かきくらべ」です。
各地区ごとに太鼓台が集結し、かき夫が太鼓台を持ち上げる巨大な太鼓台を人の力だけで持ち上げます。
神様に見せるための「さしあげ」というパフォーマンスで空へ差し出すように空高く持ち上げます。
一宮の杜ミュージアムかきくらべや山根公園でのかきくらべがおすすめです。
新居浜市への電車・フェリーでのアクセス
JR岡山駅からはJR新居浜駅までは約1時間40分、JR高松駅からは約1時間30分、JR松山駅から約1時間です。
JR新大阪から新幹線を利用すると約3時間程度です。
また大阪・神戸方面からは、大阪南港と神戸六甲からフェリーも運航されています。
乗船時間は約8時間ほどかかります。
フェリーはよく利用しますが、大阪南港を夜に出航する便で朝起きると東予港に着きます。
東予港から新居浜駅までは車で約50分、バスと電車を乗り継いでJR新居浜駅までは特急を利用すると約40〜50分くらいです。
オレンジフェリーの時刻表や運賃は下記サイトを見るとわかりやすいです。
オレンジフェリー
車でのアクセスと駐車場情報
大阪方面からは、兵庫県明石市から明石大橋と鳴門大橋の「神戸淡路鳴門自動車道」を経由して「徳島自動車道」、そして「松山自動車道」を通って新居浜ICでおります。
大阪から早く約4時間30分かかります。
岡山からは瀬戸大橋のある「瀬戸中央自動車道」約1時間30分くらいで新居浜に行くことができます。
九州・中国方面からは、広島県尾道市から「西瀬戸自動車道」通称しまなみ海道を経由して愛媛県今治市を通り、「今治小松自動車道」を経由して「松山自動車道」に入り、新居浜ICで下車します。
広島からは約5時間かかります。
九州、広島市、柳井市からはフェリーで松山市から高速道路で約50分で新居浜に到着します。
駐車場ですが、例年新居浜駅の近くにある、「新居浜市農協経済センターJAグリーンにいはま」に臨時で駐車場が開放されます。
新居浜太鼓祭りは3日間に渡って開催されるお祭りで、市内各所で行われます。
見に行く場所によって駐車場も変わります。
中には駐車場が無い場所もありますので、注意したほうが良いです。
自動車は利用せず、近隣の西条市や旧東予市、四国中央市に車を止めて電車、バス、タクシーなど、公共交通機関を利用したほうが良いかもしれません。
しかしながら、一応新居浜駅周辺にいくつか駐車場がありますのでご紹介していきますね。
新居浜駅南駐車場
◆住所:媛県新居浜市坂井町3-甲3456-1
◆駐車台数:84台
◆料金:100円/30分(最初の30分は無料)
◆最大料金:600円(24時間)
新居浜駅前駐車場
◆住所:愛媛県新居浜市坂井町2-4
◆駐車台数:40台
◆料金:100円/30分(最初の30分は無料)
新居浜駅南口広場駐車場
◆住所:愛媛県新居浜市坂井町3-10
◆駐車台数:20台
◆料金:100円/30分(最初の30分は無料)
あかがねミュージアム
◆住所:愛媛県新居浜市坂井町2−8−1
◆駐車台数:80台
◆料金:100円/30分(最初の1時間は100円)
新居浜太鼓祭り2017年の日程は?
新居浜太鼓祭りの日程の詳細は下記の通りです。
※大生地区は、10/15(日)~17日(火)
◆時間:
16日 08:30~21:00
17日 09:45~20:30
18日 09:00~19:00◆会場:新居浜駅周辺および、市外一帯◆アクセス:
【電車】JR四国予讃線「新居浜駅」下車
【車】松山自動車道「新居浜IC」下車、 約16分◆お問合せ:0897-65-1261(運輸観光課)◆公式HP:http://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/unyu/taikomatsuri.html
新居浜太鼓祭りの主なスケジュール
主なスケジュールは以下のようになります。
川東地区の注目は10月17日のJR多喜浜駅と国領川河川敷公園でのかきくらべ。
10月18日も15時から八幡神社でかきくらべがあります。
上部地区の見所は何と言っても10月17日12時からの山根グラウンドでのかくきらべ。
上記の場所でかくきらべが行われます。
赤色の数字は大々的に行われるかきくらべの場所。
実際に見物しないとわからないことが多いですね。
今年はぜひ見学に行ってみようと思っています。
新居浜太鼓祭りの交通規制情報
新居浜太鼓祭り開催期間中は、市内各所で交通規制が行われます。
また、祭開催期間中はシャトルバスの運行も行われますので、移動の際にはコチラを利用するのもおすすめです。
新居浜太鼓祭りの混雑具合
新居浜太鼓祭りでは、「盆・正月は帰らなくとも、祭りには休みを取ってでも帰省してくる」と言われるほど、地元の人たちに愛されているお祭りで、毎年30万人もの方が訪れる愛媛県屈指の人気のお祭りです。
特に、「かきくらべ」が行われる会場では特に混雑しますので覚悟が必要です。
「国領川緑地」「山根グラウンド」「渦井河原」「住友工場前」「多喜浜駅前」「一宮神社」「八万神社」などは「かきくらべ」が行われる人気のスポットですので、早めに場所を確保しておくのがおすすめです。
新居浜太鼓祭りはけんか祭りではない
一部のブログなどで「新居浜太鼓祭りは別名「喧嘩祭り」とも言われ、太鼓台同士が町の中で出会うと、お互いの太鼓台同士を押し合う「鉢合わ(喧嘩)」が行われます。」との記述がありますが、新居浜太鼓祭りは喧嘩祭りではありません。
鉢合わせは禁止されています。
たまにヒートアップして鉢合わせをする場合もありますが、警察や実行委員会から事情聴取の上翌年は祭りの参加を禁止されます。
愛媛の地方ニュースで毎年のように放送されています。
まとめ
とまあ、西条まつりののことを書いたので新居浜太鼓祭りについても書かなければと強迫観念のような感じで書きました。
まつりの時期になると、新居浜・西条の地元の人たちのみならず、県外で働いている人たちは中小企業、大企業問わず有給休暇を取ってでも祭りに参加します。
それくらい祭りには思い入れのある地域です。
見に行く方はぜひ新居浜太鼓祭り、西条祭りを楽しんでください。
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平成30年の新居浜太鼓祭りはぜひ見物に出かけようと思っています。
当ブログのコンセプトは実際に体験すること。
ブログに案内を書くだけでなく実際に体験してみて雰囲気や感じたことなど、「ただの案内ブログ」ではない記事を書こうと思っています。
参考
新居浜市役所