新聞の青果卸売相場からキュウリの値段を考察する
愛媛新聞の青果卸売相場、市況情報。新聞のどこかにはあるはず。
新聞の相場で野菜価格を確認している。
例えば、キュウリ5kgは高値が3,780円、安値が54円。
野菜の規格は優品、秀品がある。
秀品
秀品はA級品。
程よい大きさで形の良い商品。
贈答用に使われるような品質の良い商品です。
優品
優品とは果物自体の形が若干悪い・小さなキズがある等の見た目が少し悪いものです。
食味は「秀品」・「優品」の違いはないのでが、取引される金額が違う。
きゅうり5kgはどのくらいの本数?
きゅうり5kgはだいたい51、52本程度。
3780円÷50本=75.6円
利益はどのくらい上乗せするかは販売する側のさじ加減だが、1本約100円くらいで販売してもおかしくはないかな。
秀品・優品について
先ほど取り上げた秀品、優品についてだが高値での取引ばかりではなく様々な金額で取引されるので上にあげたのはあくまでも一例と取ってもらいたい。
安値の54円というのはよほど粗悪なものか、ごくたまにしか市場に出荷しない生産者かこちらも理解に苦しむ。
54円÷50本=約1円
レストランやスーパーの惣菜、サラダに変身するので形が悪くても誰にもわからないだろう。
キュウリを例に取ったが、キャベツやブロッコリー、大根などもキロで取引されるが、大体個数や本数は決まっているので卸値はわかってしまう。
注意点
- 青果市場が休みの次の日は掲載されない。
- 市場の相場がスーパーなどの値段に直結するわけではない。
青果卸売市場が休みの時は次の日の新聞欄には掲載されないので注意が必要。
また、市場の相場でスーパーの値段が決まるわけではない。
スーパーの特売品などはスーパー自身が損失を被ってでも安い値段にする場合がある。
安い値段で客を呼び込んで別の加工品などで利益をあげる手法を取っているかもしれない。
例えば、玉ねぎ、ジャガイモを特売で販売し、牛肉、豚肉、カレールーを近くに置きつじつまを合わせ利益をあげるといった具合。
野菜価格が高騰している中でも野菜の特売をしているお店もあるが、市場で高く買って安く販売しているお店もあることを覚えておいて欲しい。