ポップコーンはトウモロコシ
「ポップコーンはトウモロコシを乾燥させて火であぶったらはじいてポップコーンになる」
少し前にテレビでポップコーンの特集をしていたが、間違っている。全くのデタラメ!!
ポップコーンは爆裂種
トウモロコシは4種類(細分化すればもっとある)
- 美味しい馴染みの「スイートコーン」
甘味種とも呼ばれる - 飼料用の「デントコーン」
牛や豚、鶏の配合飼料にしようされる - 加工、工業用の「フリントコーン」
ダンボールや接着剤に使用される - 爆裂種「ポップコーン」
映画館や夜店などでいつも食べるポップコーンはこの品種
つまりポップコーン専用の種をまいて育てなければポップコーンにはならないのだ。
ポップコーン成長の記録
左側に見える小さなポップコーン見た目はスイートコーンと変わらない。
日本ミツバチが受粉中。近くに違う品種のトウモロコシを植えると交雑種になるので注意。
緑色の葉から乾燥して黄色く変色し、身が写真のように垂れてくる。
収穫したポップコーン。
枯れた以外は普通のトウモロコシと同じ。
皮をむいて写真のようにして紐で吊るすと何気にオシャレアイテムにもなる。
十分乾燥させて実をほぐすと見たことのあるポップコーンの種になる。
基本的には上記のような状態でポップコーンを作ることはできない。
実をばらけた状態でフライパンなどで熱してやると見たことのあるポップコーンが出来上がる。
ポップコーンの栄養素
最後までポップコーンの栄養についての紹介。
100g中のカロリーは484kcal。
100g中の栄養素は以下の通り。
- 食物繊維(51.67%:9.3g)
- ビタミンE(50%:3mg)
- 鉄(40.95%:4.3mg)
- リン(36.25%:290mg)
- マグネシウム(32.76%:95mg)
栄養のポイント
- 食物繊維→整腸・大腸癌予防に有用。
- ビタミンE→優れた抗酸化作用を持つことから癌や免疫強化に有用。
- マグネシウム→骨を構成する物質。
- カルシウム→筋肉収縮作用を調整するために必要。
- リン→骨を構成する物質です。また生体エネルギー、糖質代謝。
- 鉄→筋肉中のミオグロビン蛋白質、赤血球のヘモグロビンの構成成分で、酸素と二酸化炭素を運搬する役割がある。
また貧血予防に有用。
ポップコーンも実は野菜。
実は栄養もたっぷりある。
同じ種類のスイートコーンは栄養がありそうなので、ポップコーンも同じように栄養があるのだろう。
まとめ
コーンの別名のことを「ゼアマイス」と呼ばれる
アメリカではコーンは超大量生産されている。
マイケル・ポーラン著「雑食動物のジレンマ」で紹介されているとうもろこし畑の何万分の一の規模で作られた我が家の国産ポップコーン。
販売するとなればアメリカ産のポップコーンの何十倍、いやなん百倍、のお値段になりそう。
興味がある人はぜひ自家製ポップコーンを作って見てください。
しかし、栽培するくらいならアマゾンで購入した方がかなり安い!