農業・農作業

ヒアリの見分け方と見つけた時の対処方法

2017年5月に兵庫県尼崎市でヒアリが確認され、非常に話題になりました。
その後愛知県や新潟県、東京の大井埠頭でも確認され非常に問題になっています。

2017年8月現在はまだ四国では確認されていませんが、瀬戸内海を挟んた中国地方の岡山県でヒアリが発見されましされました。
これから四国でも生息が確認される可能性もあり、農作業をする上でも非常に不安になっています。

今後の愛媛県でのヒアリの発見される可能性やヒアリを確認するための方法を書いていきます。

ヒアリとは?

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ヒアリとは元々の生息地が南米のアリです。
南米からアメリカやオーストラリア、2004年に中国で生息が確認されて当時中国国内でも非常に問題になりました。
ヒアリはとても凶暴なアリでアメリカでの死亡例もあることから「殺人アリ」とも呼ばれています。

焼けるような痛みがあることから、ファイア・アント 火蟻と呼ぶそうです。

ヒアリの危険性

ヒアリは土の中に巣を作り、掘り出した土を山のように盛るそうです。
巣の中では4~5匹の女王蜂が1日に1000匹以上の卵を産み大繁殖します。

一つの巣に20万匹ものヒアリが住んでいるとも言われています。

ヒアリはお尻に針を持ち、攻撃相手に毒を打ち込んで攻撃します。
人間が刺されると白く膿んできて、その後赤くなり、痛がゆくなるそうです。

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火アリの猛毒(アルカロイド系という毒らしいです)に刺された場合の症状は以下の通りです。

  1. 軽度の症状・・・「熱い」と感じる激しい痛み・かゆみ、、10時間程で膿が出てくる
  2. 中度の症状・・・かゆみを伴うじんましんが全身、または部分的に出てくる
  3. 重度の症状・・・呼吸困難、血圧低下、意識障害、吐血
  4. 最悪の症状・・・アナフィラキシーショックで死に至る

上記の通り最悪の場合、人間が刺されるとアナフィラキシーショックを起こし、死に至るそうです。

ヒアリを見分ける方法と対策

ここが一番の問題となるのですが、多分素人ではアリの個体を見てヒアリだと断定することは非常に難しいです。

ではヒアリの見分け方ができないので対策も立てることができないか調べてみました。

すごく確認しやすい方法として2つ見つけました。

ヒアリはアリ塚に小さな山を作る

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1つはアリ塚です。
ありが土中に掘った穴でできたと思われる小さな土の山ができます。
土がもっこりしていたら要注意です。
ヒアリが潜んでいるかもしれません。

水の上では筏のように固まって浮いている

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もう1つはヒアリは水上ではイカダのようにスクラムを組んで沈まずに浮き上がります。

水に浮いているアリを見つけたら要注意です。

ヒアリの個体を見つけるのではなく塊を見つける方法ですね。

大量のヒアリやヒアリの巣に近づかない、刺激しいないようにすることが一番大事です。

しかし、上記の2つの見分ける特徴を見つけた場合はすでにその地域の半径数キロに渡り相当数のヒアリが生息している可能性があることを示しています。
草むらや畑に入るときや農作業をするときは素足ではなく、靴下を履く、そして長靴を履くことが大切です。

当然の話ですが(^_^;)

子供のヒアリによる被害も心配されますが、大人がヒアリについてよく勉強、理解し子供に危険だと伝えることがとても重要です。

愛媛にすでにヒアリは生息しているのか?

2017年7月現在、四国ではヒアリの確認はされていません。
全国に生息域拡大の恐れがあるため、愛媛県が調査に乗り出しました。

7月10日愛媛県内にヒアリの確認調査が行われているそうです。
松山港、今治港、新居浜港、三島川之江港で調査が行われましたが、現在はまだ、発見されたというニュースは聞いていません。

愛媛にはすでに生息しているのでしょうか?

2017年現在発見さていないだけで既に生息しているかのうせいもあります。

今後、2〜3年うちに外国または、国内トラックなどの輸送経路で侵入している可能性が高いと推測しています。

ヒアリと疑われるような個体を見つけた場合、速やかに発見した場所の市役所・町役場、または最寄りの保健所に連絡すると良いかと思います。

愛媛県の場合は愛媛県のホームページにて「愛媛県生物多様性センター(TEL(089)931-8757)」に連絡をお願いしているようです。
http://www.pref.ehime.jp/h15800/hiari.html

強い毒を持つアリなので、個体を素手で触らないようにしてください。

まとめ

日本に居る黒いアリに噛まれた場合には、ネギの汁を塗るとかゆみや痛みが早く治るそうです。
しかし、ヒアリにはこのような方法は聞かないでしょう。

春から夏にかけて畑を手入れしないとすぐに雑草が生い茂ります。
農作業をする上で草むらで作業するケースもあるので非常に心配になり、ヒアリの生息域拡大の問題を取り上げました。

今後、ヒアリによる生息域の拡大と被害が心配されますが、実はヒアリで死亡に至る確率は0.001%だそうです。

心配ないとは言えませんし、外来種が在来種を脅かすという問題もありますが、とにかく過剰に反応せずに対処することが必要です。

ヒアリに限らず身の回りにいる危険生物のことについて知り、近寄らないなどの対処方法を身につけておくことが大切です。

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