以前紹介した宇宙芋「エアーポテト」。
宇宙芋は、東南アジアが原産と言われているヤマノイモ科の一種で、ツルできる大きなムカゴの事です。
形が隕石のように見えることから、「宇宙芋」と呼ばれています。
形や大きさは不規則で、大きさは卵くらいの50gmの物から、大きいものだと400gm以上の物も出来ます。
表面はカカオのような黒っぽい焦げ茶色で斑点があります。
食感はジャガイモのようですが、山芋のような粘り気があります。
糖尿病に効果があると期待されています。
上記も合わせて読んでいただければ嬉しいです。
エアーポテトの種芋の植え付け
冬越しさせるため、籾殻を入れた米袋に保存していました。
6月に確認した時には籾殻の中で芽が出ていました。
発芽適温は20度。
東南アジア原産と言われていますが、寒さにはかなり強く、つくね芋よりも耐寒性があります。
種芋用に取っておいた宇宙芋は籾殻で保存しなくても越冬できるくらい丈夫です。
育成適温は15度から30度程度、30度以上でも成長すると思います。
すでに発芽している種芋を植え付けたので数日で茎が伸びて葉が出てきました。
プランターというか直径約30cm、深さ約40cmの大き目のプラスチックの鉢に野菜の土を入れて植え付けました。
プランターへの植え付けの様子はこちらから
プランター栽培のコツと注意点
プランター栽培の注意点といえば水やりと肥料、追肥です。
特に夏場は暑さで土が乾きやすく、また植物も土から水分を吸い上げるのでこまめな水やりが必要になります。
朝昼夕の最低3回は水やりを行いました。
追肥に関しては一週間から10日に一度は拳一握りくらいの肥料を与えます。
しかし、7月半ばからの暑さが厳しくなる頃からは肥料の量を半分に減らしました。
暑い時期に肥料をあげると肥料焼けして枯れてしまうか、肥料をあげてもうまく吸収できない可能性もあるからです。
ムカゴの収穫
なんとか夏を乗り切って10月に入りいよいよ収穫時期になっても目印にしている宇宙芋が大きならずにヒヤヒヤしました。
プランター栽培では流石に難しかったかなと諦めていましたが、台風で倒れたグリーンカーテンの骨組みを起こす時に大きな実のエアーポテトを発見!!
去年と同じように無事収穫することができました。
よかったー!
収穫の様子はこちら
プランター栽培に最適の宇宙芋の魅力
熱帯の植物の特徴かもしれませんが、葉っぱが大きなハート型の形をしています。
このようなつる性の多年草の植物で葉っぱが大きいと緑のカーテン「グリーンカーテン」に最適です。
まだ成長途中の緑のカーテンを家の中から撮影した様子ですが、一番左側がエアーポテト「宇宙芋」です。
宇宙芋を一つしか植えませんでしたが、4〜5個植えると大きなガラス窓を覆う緑のカーテンができそうです。
同じ場所にはいくつかの野菜をプランターに植えましたが、宇宙芋とつくね芋には害虫発生しませんでした。
ちなみにアピオスのプランター栽培、緑のカーテンに利用しましたが、たくさんのアブラムシが着きました。
まとめ
収穫する量や野菜の品種にもよりますが、プランター栽培は露地栽培よりも難しいです。
限られた空間で植物が根を張っていきていかないといけないからです。
例えるなら、畳一畳の狭い部屋で食事や寝なければならないことを考えるとかなり窮屈だとわかると思います。