農業・農作業 野菜の育て方

たくさんの品目作ってみて儲かる野菜、儲からない野菜を探ってみる

 

きっかけ

ある有名サイトで農作物を作ったときに儲けの良い野菜と儲けの良くない野菜についての記事を読んだ。
サイト名は伏せるがどうもふに落ちないので自分の実体験をもとにこの記事を書いてみることにした。

野菜の種類

野菜別一覧
儲けることができるかどうかではなく、手間暇がかかるかどうか収穫量がどうかを簡単に書いていく。

きゅうり

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キュウリは大量に収穫できる。

収穫するのがけっこう大変。最盛期は5〜6時間収穫し続けることもある。
蔓上げ、つるさげ作業もかなり大変で2反の広さを栽培していると、数日かかる場合もある。

トマト

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トマトも基本はキュウリと一緒。

収穫量が多いと大変で、同じナス科なので次々に収穫しようと思ったらつるさげ作業が必要になる。
夏場は暑いので作業は大変。朝夕作業はできるが、昼間にトマトの世話をするのかかなりしんどい。
ここ数年は夏は灼熱なので大変危険である。

かぼちゃ

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ある方法で育てるとほとんど手間がかからない。

注意するのはうどん粉病による被害。
摘芯などの作業はあるが、保存もきくし、甘くて美味しいし、いうことなし。
ハロウィンの食べることのできないかぼちゃの方が食用かぼちゃより値段が高いのがちょっと腹がたつ。

食べれないかぼちゃの方が高いなんて!!

とうもろこし

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人気の夏野菜。

季節の野菜にしては値段が下がらない野菜。
とうもろこしは肥料食いと言われ多量の肥料が必要となる。
また、アワノメイガという蛾の幼虫がとうもろこしを食い荒らすので管理もかなかな大変。

ジャガイモ

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夏、冬の2度収穫できる野菜。

芽かきや土をかぶせる作業はそれほど大変さん作業ではない。

機械なしでジャガイモを収穫するのはかなりの重労働。
亀仙人の修行と同じくらい大変。

レタス

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気温に敏感な野菜。

暖かい日が続くとすぐにトウが立つし、霜が降りると傷んでしまう。
防寒対策にトンネル栽培をするのが基本。

値段の波が激しいイメージがある。

玉ねぎ

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毎年栽培しているが、手間がかかるかどうかと言われるとちょっと悩んでしまう野菜、玉ねぎ。
保存も聞いて重宝しているが、雑草に埋もれてしまうと成長が遅くなるか止まってしまうので、やっぱり大変な手間がかかるかな。

2016年は早い段階から供給不足だった。
佐賀県でベト病という病気が蔓延し、玉ねぎが市場で不足気味だったところに北海道の水害が重なり大変な高値になったが、基本値段は安定している野菜。

ちなみに今年は玉ねぎ苗が高い状態が続いている。

アスパラガス

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春の野菜の代表格。

肥料食い。成長が非常に早いため、朝晩収穫しないと食べれなくなってしまう野菜。

オクラとは違い結構な値段で販売できるので費用対効果は良い野菜。

キャベツ

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個人的に大好きな野菜。

今年はキャベツ栽培を頑張ったことでわかったこと、それは旬を大事にするということ。

冬以外で栽培したら、味が悪かった。
季節をずらしたにもかかわらず値段が安かったので、痛い目にあったやさい。

ブロッコリー

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2016年現在年中通して値段が安定している野菜。

栽培もさほど難しいことはなく、安心できる野菜。

チンゲン菜

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育てるのは簡単だが常に安い値段で取引される野菜。

珍しい野菜

ハラペーニョやセラーノやアイスプラントなど珍しい野菜は基本売れない。

使用方法がわからないから。

「儲けのでる野菜」の定義

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そもそも儲かる野菜の定義ってなに?
儲かる野菜と言うとスーパーで高い値段で売られている野菜が儲けることのできる野菜っていうことか?
いや、多分違う。

手間がかからない割に高い価格で取引される野菜ってこと。
そんな割のいい野菜ってあるのかって考えしてまうけど、大げさに言うとこんな感じ。

テーマになるのは次の3つの点

  • その時期にない野菜、季節外れの野菜
  • 手間がかからない
  • 種まきから収穫までの期間が短い

手間がかかるかどうか

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手間のかからない、極端に言うと放っておいても勝手に育って実がなるような野菜が一番ありがたい。
野菜によってはかなり手間のかかる野菜もある。
値はいいけど手間ひまかかるかどうかはとても重要になる。

きゅうりトマトは収穫をするのも収穫前の作業もとても大変である。
ジャガイモは育てるのは楽な方だが、収穫の時に専用の機械がないとかなりしんどい。
1反を手で掘るとなるともはや苦行のレベル。
レンコンは意外と手間をかける必要がないレンコンも収穫するのはかなり大変。

種をまいてから収穫できるまでの期間

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野菜によって種をまいてから収穫できるまでの時間が違う。

原材料を仕入れて加工し、製品が出来上がるまでの期間ようなもの。
その間は野菜が畑を占有するわけだからこの期間が短ければ短いほど儲けが大きい、効率的ということになる。

同じ野菜でも同じ野菜でも品種によって取れる速さが違う。
野菜には早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)がある。
早生は種を蒔いてから収穫できるまでの期間が短い。逆に晩生は収穫できるまでの期間が長い。
少しでも短く、早く収穫するなら早生の方が良いということになるが、そういうことではなく早生には早生のメリット、デメリットがあり、晩生のメリット、デメリットがあるが、それはまた別の機会に記事にしようと思っている。

季節による

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夏野菜であるトマト、きゅうり、ピーマン、茄子など冬に栽培、収穫することができれば高値で取引されて、儲けることができる。
冬野菜であるブロッコリー、キャベツ、白菜、カリフラワー、春菊など夏場に収穫することができればこれもまた高値で取引される。

夏野菜を夏に栽培出荷すれば値段は安い。農家だけでなく趣味で家庭菜園でも簡単に育てることができるから、市場に野菜が溢れかえる。
同じように冬野菜を冬に栽培出荷しても高い値段はつかない。

市場での取引が安いか高いか。取引の値段をどのように決めるのか?

どのように値段を決めると当然のことだが需要と供給の関係で成り立っている。

夏でも冬でも野菜が不足すれば値段が上がり、廃棄しなければならないほど豊作なら値段がダダ下がりになる。

野菜によって儲かる野菜、もうかならい野菜というのは合っているし、間違っている。

結論

季節や手間による。

以上。

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