ジャガイモやサツマイモは土中で成長し掘って収穫するが宇宙いもは空中でいもがなる不思議な植物。
エアーポテトとも呼ばれている宇宙いもとはどんな植物か?
宇宙いもとはムカゴのこと
いきなり答え。
東南アジア原産とされるヤマノイモ科の一種で、その蔓にできるムカゴのこと。
ヤマノイモ科と言えば一般的な長芋や自然薯などもその仲間で、蔓にムカゴを沢山つくが、これらのムカゴは小豆から大豆程のものが多く、大きくてもソラマメ程度。
ところがこのエアーポテトは卵くらいの物から、大きいものだと赤ちゃんの頭ほどの宇宙芋/エアーポテトもあると言われている。
まさにジャンボムカゴです。
英語では「Air potato=エアーポテト」と呼ばれ、日本でもそのように呼ばれている。
また「宇宙いも」とも呼ばれているが、これは日光種苗がこの品種の種イモや苗を販売する商標として付けたもの。
宇宙いもの栄養価
ポリフェノール
宇宙芋は空気に触れるとすぐ変色するが、これはポリフェノールが原因。
しかしこのポリフェノールにはがん予防や老化を防ぐ抗酸化作用があり、美容にも健康にも効果的。
食物繊維
食物繊維は血糖値の上昇や脂肪の吸収を抑えてくれたり、お通じをよくして便秘を予防する効果がある。
カリウム
カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれるので、濃い味付けが好きな場合はとくに必要となり、高血圧やむくみに効果的。
宇宙いもの栽培と収穫
栽培方法
一般的な山芋と同じように蔓が伸びていくのでアーチを作って蔓を伸ばしていく。
葉は一般的な山芋類よりもずっと大きく、青々と茂るので、近年よく作られる緑のカーテン、グリーンカーテンとしても使える。
植え付けは霜や雪が降らなくなった春先位からで、地下の芋自体はそれほど大きくならないのでプランターでも栽培も可能。
◆宇宙芋/エアー・ポテトの収穫時期と旬
今回はこれがメイン。
収穫は10月頃から順次行え、11月頃まで収穫可能。
ムカゴは完全に熟すと自然に落下するとの事ですが、そこまでなる前に収穫した方がよい。
形や大きさは不規則で、大きさは卵くらいの50g程の物から、大きいものだと500g程の物もできる。今回は大きいのもあるが例年から比べると小物ばかり。
小さいものは来年の種芋用に使用予定。
宇宙いもレシピ
◆揚げ物
ジャガイモのように皮ごと茹でて、皮を剥いたものをスライスやスティック状にカットしてフライや天ぷらにすると美味しい。
◆炒めもの・焼き物
皮を剥き、細切りなどにして炒めものに加える。
◆煮物や汁物
味噌汁の具として使ったり、煮物に加える。
◆宇宙芋/エアー・ポテトを使った料理をレシピサイトで探す
宇宙いもは家庭菜園用に種や苗がが販売されているので、旬の時期になっても市場に出回ることがない野菜。
にもかかわらずクックパッドで検索すると以外と宇宙いものレシピが多い。
珍しい野菜だと思ったが、育てる人も多く、すでに一般化しているのかも。
まとめ
10月から11月まで収穫できる宇宙いも。
実は間違って切っちゃいました。
なので1度だけの収穫で今年はおしまい。
我が家では定番の宇宙いもご飯が食べれるのは一度きり。
残念( ;´Д`)