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キャベツは本来冬野菜。
品種改良と防虫、消毒に効く農薬の改良、開発によって初夏の平温な土地でも多少暖かくなってもキャベツ栽培ができるようになりました。
初夏に育てるキャベツの問題点を紹介して今後の改善に活かそうと思います。
初夏キャベツ栽培の反省を踏まえたコツを書いていきます。
害虫がつきやすい
アオムシ、イモムシ、ムカデ、ナメクジ・・・。
いろいろな害虫と呼ばれる虫がキャベツにつきます。
決まった時期に決まった量の農薬散布が必須。
これだけで冬に比べてひと手間もふた手間もかかります。
農薬を使わない、使っても最小限の使用にとどめています。
季節違いの野菜栽培は減農薬栽培が難しいです。
家庭菜園初心者や農薬を使いたくない中級者、上級者は梅雨時期に収穫できるキャベツは育てるのはやめておいた方が良いですね。
虫が嫌いな農業女子もやめておいた方がよいと思います。
キャベツの病気対策と害虫対策、これが大変。
ちなみに昨冬、畑にはえひめ-AIを数回散布しました。
コレが何かの役に立ったのではないかと思います。
しっかりと検証したわけではないですけどね。
キャベツの病気の蔓延には畑の土壌改良をあらかじめ行っておくことで予防できるかなと思っています。
キャベツが大きくなるのが早い
春から夏にかけてのキャベツはとにかく成長が早い。
冬に栽培するキャベツは9月に植え付け、早くて4ヶ月かかります。
梅雨時期のキャベツ栽培は約3ヶ月で収穫できますよね。
キャベツが玉になっていよいよ収穫できる時期にはとくに大きく太くなります。
なのでキャベツの収穫は集中的に行います。
収穫時期を逃すとキャベツが割れる「烈球」現象が起こり、出荷することができません。
こんな嫌な思い出が蘇ってきます。
なので少し小さくても収穫、収穫しています。
キャベツの傷みが早い
収穫してから1週間経つとキャベツの芯が腐ってしまいます。
冬のキャベツはそんなことないんですけど。
常温で保存するとキャベツの葉が溶けてきてしまいます。
収穫したら早く出荷、直売所にも出荷、売れ残りは廃棄。
廃棄率がやはり多いような気がします。
あまりに劣化が激しいので動画撮影までしてしまいました。
まとめ
一昔前は初夏に収穫するキャベツ栽培は寒冷地、高原地が主な産地でした。
しかし最初にも書いたように品種改良等で高原地でなくてもキャベツ栽培が可能になっています。
甘さなどの味はやはり高原地のほうが美味しいような気がします。
正直に書いちゃいました。
タイトルの結論を書くと
「初心者には難しい!!
なので春から初夏にかけてのキャベツ栽培は気候と害虫と腐りの心配があるのでやめておいた方がいい。
対処法は土壌改良と農薬散布」
と言うことになります。
愛媛県だと久万高原町辺りで初夏のキャベツ栽培をすれば、なかなかいいキャベツができるのではないでしょうか?
数年前の失敗を糧に再挑戦した夏のキャベツ栽培、来年も挑戦するかもしれません。