四国を代表するドライブ・ツーリング、そしてキャンプもできるアウトドアの観光スポット、四国カルスト。
3年ぶりに四国カルストに日帰りで行ってきました!
四国カルストというのが一般的ですが、「天狗高原」という言い方もします。
旅行雑誌やオススメ観光スポットを紹介するウェブサイトで必ず紹介される四国カルスト。
実際に愛媛や高知からだけでなく大阪や東京からも多くの観光客が訪れる四国随一の観光スポットです。
大阪や名古屋、東京など全国各地の県外ナンバーを見かけます。
景色も綺麗だし、牛が脱走?して道路を歩いている様子はまるで外国のような雰囲気です。
四国カルストを訪れる際に旅行サイトなどで書かれているいない注意するべきことや気をつけるべき点について実際に訪問して経験したことを中心に紹介していきたいと思います。
カルストとは?
前回記事にした内容のおさらいとなりますが、ウィキペディアより転載です。
四国カルストとは
日本三大カルスト(四国カルスト、山口県の秋吉台、福岡県の平尾台)のひとつで、その中でももっとも高い標高からは石鎚山などの周辺の山々が一望できる。
西から大野ヶ原、姫鶴平、五段高原、天狗高原まで、なだらかな山肌には、夏は緑の草原、秋はススキが一面に広がり、一年を通して四季を楽しむことができる。浸食作用で地表に露出した石灰岩が点在している。乳牛の放牧地帯としても有名で、多くの牛が放牧され、カルスト特有の風景をさらに牧歌的にし、多くの人々が訪れる観光地となっており、愛媛県では1964年(昭和39年)3月21日に四国カルスト県立自然公園として指定された。出典)Wikipedia
四国カルストは、放牧された牛をすぐ街かで見ることができます。
のどかなな風景が広がるり、天気が良ければ黒墨山や石鎚山など四国の山々を一望できる絶景が楽しめます。
雑木林などの木がなく広い高原が広がり、標高1,400mの高原の夏場は風が心地よいです。
山の上を伸びる道は写真で見るだけでも非常に気持ちがよく、ドライブスポット、バイクでのツーリングスポットとして、とても人気があるポイントなんです。
自転車、サイクリングで四国カルストを訪れる人もいます。
あとで紹介しますが、サイクリングでの四国カルスト訪問はまあまあ根性がいるんですよ。
四国のドライブ情報誌に必ず紹介紹介されるオススメ観光スポットです。
四国カルストへの行き方・アクセス
車、バイクでの所要時間 アクセス方法
愛媛県JR松山駅から国道33号線を南へ伊予郡砥部町を通り、久万高原町に向かいます。
道の駅「みかわ」から10〜20分過ぎたあたりから県道440号線に乗り換え中央線がない曲がりくねった山道を登って行くと高原が広がる四国カルストに到着。
高知から四国カルストを目指す場合は高知自動車道「須崎東インター」で降り、県道197号線と国道439号線を通ります。
高速道路を使わない場合は、いの町高岡郡佐川町、越知町、仁淀川町を通るルートもあります。
愛媛県松山市側、高知県高知市側ともに最短、約2時間で四国カルストに到着します。
自転車での所要時間 アクセス
愛媛県松山市のJR松山駅から四国カルストまでは約80km、高知県高知市JR高知駅からの距離は約90km。
サイクリング用自転車だと時速40km以上のスピードが出ると言われています。
四国カルストまでは曲がりくねった上り坂の山道です。
4時間程度、もしかしたらそれ以上の時間がかかるのかも。
実際の時間はちょっとわからないんです。
適当なことを書いてすみません。
県外から松山市内や東予地方、南予地方を観光してから四国カルストを訪れる場合は松山自動車道を利用するのが便利です。
高知市や四万十市、高知県を旅行、観光してから四国カルストを訪問するプランの場合は高知自動車道を利用します。
飛行機や電車で松山、高知を訪れてから四国カルストを目指すプランはレンタカーを借りるのがよいです。
愛媛、高知ともJRの駅や空港近くにレンタカーショップが多くあるので容易に利用できます。
津野町町営バスの廃止に伴い、平成29年10月1日から、津野町新田から天狗荘までのバスも廃止になった模様。
公共交通機関を利用して四国カルストを訪れるのは難しそうです。
アクセス方法を考える時点で注意が必要なので気をつけてください。
四国カルストへお出かけの際の注意点と対処方法
実際に行ってみたことがある人ならわかると思いますが、検索で上位の旅行サイト、観光サイトではあまり書かれていないアクセスする時の注意点について以下、3点について書きます。
道路が狭い、離合しづらい
道が狭いので離合がしづらい。
離合とは車と車がすれ違うことです。
四国カルストに近づくにつれ、中央線がない曲がりくねった山道が続きます。
グーグルマップのストリートビューが通っていない舗装されていない道をよく通る私が経験した感想として、四国カルストをドライブする場合は大人数でない限りできるだけ小さい車、軽自動車やコンパクトカーがオススメです。
また、四国カルストの帰りの下り坂はスピードが出るのでとくに注意が必要ですよ。
自転車の下り坂はこぐ必要がないのでとても楽だし気持ちがいいです。
しかし、スピードを出しすぎると対向車と接触する恐れがあります。
スピードが出ないようにブレーキをかけながら、車が来ていなくても狭い道の中央ではなく端によりながら降りた方がよいです。
ちなみに、バイクも自動車も狭い道路の真ん中、または反対車線をはみ出しながら運転する人が多いです。
危険なのでなるべく、端に寄りながら運転する方がお互いにいいですよ。
基本的に坂道では上りが優先なので、四国カルストから降りてくる車両は少しでも端に寄りながら走行した方がよいと感じました。
登る方も降りる方も気がついたら嫌味のないクラクションを鳴らすとスムーズに離合できます。
国道439号線の紹介もしたいと思います。
給油所、ガソリンスタンドが四国カルスト近くにない
ガソリンスタンドが見当たらない!
四国カルストをドライブするたびに心配することなのですが、ガソリンスタンドが近くにありません。
あらかじめ、ガソリンスタンドの位置を調べておくか、見つけたら早い目の給油をしてください。
万一、事故や通行止などの足止めされた場合、車中泊するときにエンジンをかけたまま車で待機する可能性もあります。
燃料がたっぷりあった方が安心です。
夜間であればなおさら!!
通過する道にガソリンスタンドがあるか確認しておくことをお勧めします。
今回のドライブでは高知県仁淀川町にある農協吾川支所給油所を利用しました。
日曜日も営業していて、ガソリンスタンドの向かいにもコンビニエンスストアのローソンがあります。
高知県側から行く場合はオススメのポイント。
ヤフー地図やGoogleマップの検索でガソリンスタンドを調べても、閉店した給油所や日曜日に営業していないガソリンスタンドもあるので気をつけた方がいいです。
携帯、スマートフォンの電波が届きにくい
ソフトバンクとauの電波は圏外になる場所が多いです。
何かあった時はとても困りますが、こればかりはどうしようもありません。
電波の届かない地域をチェックして描く携帯キャリアに訴えれば、もしかしたら改善される可能性があります。
確認していませんが、もしかしたらNTTドコモは四国カルスト全域をカバーしているかもしれません。
ソフトバンクとauが圏外になってしまいます。
NTTドコモの場合はわかりません。
四国カルストに到着してからの注意点
天候が変わりやすい
山の天気は変わりやすいです。
さっきまで晴れていたと思ったら突然霧が発生し、あたりの視界が一気に悪くなります。
訪問した時は曇が多少かかっていましたが、まあまあの天気でした。
しかし、突然霧が発生し、こんな感じ。
ちなみに四国カルストへ登る前の天気はこんな感じ。
コントレイル、飛行機雲がきれいに見えるいい天気でした。
あらかじめ天気予報で雨や曇りの日はなるべく避けるべきですが、たとえどんなに晴れた日でも四国カルストへ登ってみると天気が悪かったということも考えられます。
そう、運です。
四国カルストでよい景色を見ることができるよう、普段からよい行動を心がけましょう。
晴れの天気予報でもレインコートなど雨の用意をしておくのが山へ行く場合の基本です。
牛が臭い、うんこ、ハエ
人にも寄りますが、牛は意外とにおいます。
家畜は臭いです。
我慢できないほどではないのですが、牛のうんこにハエが寄って来ます。
食物連鎖の仕組みかもしれませんが、野外でのキャンプ時に食べ物に止まるのは嫌です。
よほど、気になる人は殺虫剤を用意しておいた方がよいでしょう。
気温の変化が激しい
100メートル上に登るとo.6℃気温が下がります。
1,400メートルの四国カルストは下界と比べて6℃以上気温が低いということになります。
夏場でも、長袖を用意するしておいた方がよいです。
宿泊施設と食事は天狗荘か姫鶴荘
宿泊に関しては来シーズン、キャンプ場かコテージを利用しようと思っているので調べたことと用意するべきものについて書いていきます。
天狗荘
高知県側にある宿泊施設「天狗荘」は駐車場も広く、比較的レストランはスムーズに利用できます。
「天狗荘」のキャンプサイトに関しては1泊ひとり525円。天狗荘の展望風呂を利用する場合は別途入浴料525円(宿泊する人のみ)が必要となります。
テントサイトは木が立ち込める薮の中にあり、展望はよくないと書かれていました。
ウェブサイトもしっかりと作られ旅館の様子やサービスがわかりやすいです。
星空や冬の時期の写真撮影ツアーなど、サービス内容も充実しています。
姫鶴荘
「姫鶴荘」は四国カルストの愛媛県側にある宿泊施設です。
また、食事のできるレストランもあります。
しかし、駐車場が非常に狭いのでご覧の通り路上駐車のオンパレード。
写真撮影する人、食事する人、キャンプする人たちで非常に混雑します。
しかも、宿泊予約は電話かFaxのみで、インターネットでは予約できないという今時古風な旅館です。
姫鶴荘の営業期間は4月から11月までとなっており冬季期間は営業していません。
天狗荘、姫鶴荘ともに宿泊施設と食事ができるレストランがあるので安心ですが、天狗荘の方が便利さでは優っているかなという印象です。
しかし、姫鶴荘のキャンプサイトは見晴らしもよく、絶景の中でキャンプは気持ち良さそう。
その上、キャンプ場利用料は1泊200円と超格安!
多くのキャンパーはこちらのキャンプ場を利用しているようなのでキャンプは断然姫鶴荘側です。
事前に予約して宿泊した方が無難です。
なるべく天気のよい日を選んで行き当たりばったりでドライブの延長線上で宿泊できる可能性もあります。
食事はあらかじめ用意するか、もしくは2ヶ所あるレストランを利用する。
トイレも天狗荘か姫鶴荘で!
テントと食材はキャンプ場以外で用意する
両キャンプ場でのテントの貸し出しと食材がないことが調べてみてわかりました。
食材は町のスーパーで肉や飲料などの材料の確保する必要があります。
野菜は道中の道の駅で購入してもよいかもしれません。
新鮮で美味しい野菜を購入できます。
テントやペグは購入するか、松山市や高知市などの街で機材のレンタルしなければなりません。
飛行機や電車で旅行、観光する人はレンタルサービスを利用するのが一般的です。
「そらのした」や「キャンプデイズ」などの登山やキャンプ用のレンタルサービスもあります。
まとめ
以上、四国カルストをドライブ、観光する前の注意点と到着してからのポイントの紹介でした。
来シーズンは四国カルストでの宿泊を考えています。
宿泊施設かテントを張ってのキャンプかはまだ決めていませんが、テントでの宿泊できたらいいなー。
満天の星空を見れるような最高の天気だといいのですが、どうなることやら。
来年が楽しみです!!