椎茸調理




しいたけ 家庭菜園

原木栽培の椎茸と菌床栽培のしいたけ 栄養素の違い いつもどっちのしいたけを食べているかわかりますか?

当ブログにお越しいただき誠にありがとうございます。

当ブログは田舎暮らしを楽しむ筆者がさまざまなことに取り組む体験型ブログです。

さて、インターネットを徘徊しているとライフハッカーというサイトで以下のような記事を見かけました。

https://www.lifehacker.jp/2018/11/lht-shiitake-kit.html

いいですねぇ、椎茸栽培。

気軽に育てることができて子供だけではなく大人も大喜びする椎茸栽培キット。

しいたけって意外とカンタンにできるんですよ。

そして美味しく、栄養価も満点。

・・

・・・

栄養満点?

以前テレビで椎茸は栄養が豊富で血液をサラサラにしたり骨粗鬆症予防や美容にいいと番組を見ました。

しかし大事なことが抜けていることに気づきました。

実際に栽培して体験したからこそわかることなんですけどね!!

説明します!

実は菌床栽培の椎茸と原木栽培の椎茸では栄養価が違うんですよ!

菌床栽培より原木栽培の方が断然栄養価が高いです。

なんで?

って思った方、是非最後まで読んでみてください。

キーワードは栽培期間と手間。

まずは椎茸の栄養素と効果について書いていきます。
そのあとどうして原木栽培と菌床栽培の違い、そしてなぜ原木栽培のしいたけの方が栄養価が高いか紹介していきます。

椎茸の栄養素と効果について

椎茸調理

食物繊維

しいたけは食物繊維が豊富。
しいたけの40%が食物繊維。
食物繊維豊富な椎茸は便通を良くし、便秘予防する効果があると言われています。
体内に吸収されようとしている脂肪を包み込み、体外へ排出し腸の働きを活発にします。

βグルカン(レンチナン)

しいたけにはレンチナンというβグルカン(高分子多糖体)が含まれています。

レンチナンはがん細胞の増殖を抑える効果が期待されています。
またβ-Dグルカンは免疫力を高める効果が期待されます。

「体調が悪いときは、乾しいたけのもどし汁を飲めば治る」という言い伝えがあるそうですが、価格的にも正しいんですね。

ビタミンD2

しいたけはビタミンD2の宝庫として知られています。
例えば、牛乳や生レバーと比べて生しいたけは約7倍、乾しいたけの場合はなんと50倍以上もビタミンD2が含まれています。

カルシウムを含む食品と一緒に摂ることで骨粗しょう症予防効果があります。

グアニル酸

グアニル酸はしいたけに含まれる旨み成分です。昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と並んで三大旨み成分のひとつに数えられています。

アミノ酸系で出汁をとるのに最適なんですね。

エリタデニン

しいたけ特有の成分。
エリタデニンは血中のコレステロール量を低下させる作用があり動脈硬化の予防が期待できます。

血液をサラサラにし、動脈硬化や高血圧を予防してくれるわけです。

なんとこのエリタデニン、キノコの中でも現在マッシュルームとしいたけにしか無いんです。
しかもマッシュルームにはごく微量しかない含有していません。
マッシュルームの100倍の量がしいたけに含まれていて、もはや椎茸特有の成分といっても過言ではありません!

生活習慣が気掛かりで体調に不安のある方にはぴったりの成分です。

原木栽培と菌床栽培の違いについて

原木栽培

原木椎茸

原木栽培とは枯れた木(原木=げんぼく)に、しいたけ菌を植え付け、一定期間寝かせておいて栽培する方法。
自然により近い栽培で農薬や化学肥料は使用しません。
栽培の労力は掛かりますが、味・食感はやはり別格です。

菌床栽培

菌床椎茸

オガくずをめいんにフスマ、米ぬかなどの栄養材と炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの添加剤を 加えた培地(菌床培地)に植菌する栽培方法です。
一般的には施設の中で栽培するので、年間を通して収穫が望めます。

菌床栽培の方がお手軽。
原木栽培しいたけは時間がかかりますが濃厚で美味しいんです。

そんな原木栽培のしいたけを食べたことがありますか?

市場に出回っている90%以上は〇〇栽培

直売所

全国のスーパーに出回っているのは原木栽培の椎茸か?菌床栽培の椎茸か?どちらだと思いますか?

もちろん菌床栽培の椎茸なんです。

椎茸は品種にもよりますが10〜11月と3〜4月の年に二回栽培できます。

いわゆる旬というやつですね。

対して菌床栽培の椎茸は年間を通して栽培収穫できます。

また原木栽培の椎茸は椎茸の菌の入っている種駒を打ち込んでから最初の収穫まで1年半かかります。

菌床栽培の椎茸は栽培から2〜3ヶ月で収穫できます。

栽培期間が違うんです。

通年栽培・収穫、栽培期間が短いという点からスーパーマーケットで売られている椎茸のほとんどは菌床栽培の椎茸なんです。

そしてどちらが栄養価が高いというと原木栽培の椎茸。

2ヶ月で食べれる椎茸と1年半かかる椎茸のどちらが栄養があると思いますか?

やはり自然に近い状態でじっくりゆっくり育っていく原木栽培の椎茸の方が栄養が高いんです。

上記の栄養価は原木栽培の椎茸の場合なんです。

原木栽培の椎茸と比べて菌床栽培の椎茸は栄養価は極端に低い、上記のような効果がないと言われています。

便秘予防、免疫力向上、骨粗しょう症予防、血液サラサラになる動脈硬化予防といった効果があるのは原木栽培椎茸の方なんです。

まとめ

日本人にとって椎茸は一番身近なきのこ。

菌床栽培キットで簡単に栽培できる椎茸ですが、実はこのような事実があるんです。

菌床栽培と原木栽培の椎茸は美味しさが全然違います。
原木栽培の椎茸の方が濃厚です。

栽培している身としては椎茸を見るだけで違いがわかります。

ということで栽培キットを購入するなら菌床栽培キットより原木栽培キットの方がお勧めです。

もちろん菌床栽培キットでしいたけができる様子は楽しいですよ!!!

結局どっちもおすすめ!

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

1年半かけてガチで椎茸栽培に挑戦したみた!

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