6月のの下旬になり雨が多くなってきました。
延び延びになっていた玉ねぎの収穫を行いました。
来年の目安とするための忘備録として書いておきます。
玉ねぎとは?
玉ねぎはユリ科の植物で中央アジア、地中海沿岸が原産の野菜。
独特の香りと刺激臭で肉や魚の臭みを消し、炒めたりすると甘みがまし、煮込んたり、生食でサラダにしたり様々な料理に使用されます。
ちなみに、ニンニク、ニラ、長ネギ、細ねぎなどの薬味に使う野菜もユリ科の植物です。
北海道、兵庫県の淡路島や九州の佐賀県での収穫量が非常に多く年間を通して重宝される野菜です。
玉ねぎの効果について
- 疲労回復、スタミナ強化
- 血液サラサラ、冷え性改善
- 老化、生活習慣病予防
- 便秘改善、デトックス
- 風邪、インフルエンザ予防
アリシンや硫化プロピル、硫化アリル、ケルセチンなど、玉ねぎに含まれる成分により上記のような効果があると言われています。
辛み成分だった硫化プロピルは、セパエンになると
甘み成分に変わります。
タマネギはサラダでも美味しいし、料理次第でさらに美味しくなります。
血液をサラサラにするなら玉ねぎがいいなんて言われますよね。
タマネギ収穫時のポイント
一般的な収穫のポイント
タマネギは品種によって「早生品種」「中生品種」「晩生品種」に分けられます。
通常より早く収穫できる早生の中でもさらに早い収穫が可能な極早生(ごくわせ)品種というのもあります。
早生と晩生の2つの品種を植えました。
玉ねぎの種まきは9月中旬から10月下旬。
去年の種まきは10月初旬に行いましたが、発芽や育苗にはある程度の温度が必要なので、寒い地域の場合は10月というのはもしかしたら種まきの時期としては遅いかもしれません。
そして、苗の植え付けは11月に入ってから行いました。
冬越しの間も定期的に肥料を与え(追肥)、6月下旬になりいよいよすべての玉ねぎの収穫となりました。
実は、早生は4月にすでに収穫が終わっています。
今回は晩生玉ねぎの収穫です。
早生は種まきから7ヶ月、晩生は種まきから9ヶ月の収穫となりました。
一般的には、全体の7~8割のタマネギの葉が倒れ、葉っぱに緑色が残っている頃が適期だと言われています。
玉ねぎの葉が倒れ始まれば、成熟に近づいたサインなので収穫の準備に入りますが、地上部が倒れてもまだ葉が青ければ、肥大をします。
しかし、収穫が遅くなればなるほど玉葱が腐りやすくなるばかりか、保存性が損なわれ貯蔵性も悪くなるので、栽培農家は倒伏していない玉葱もわざと倒し、最後の肥大を促すそうです。。
倒伏開始から1週間ほど経ったら、収穫するのがポイントです
我が家の収穫ポイント
できれば上記のように教科書通りに収穫したいものですが、他にもする事があるのでなかなか予定通りに行きません。
最低限の収穫の注意ポイントを紹介します。
玉ねぎの収穫日について
収穫をする場合は、必ず晴れた日を選んで行います。
土が湿っている時に収穫すると~泥で表面が傷つき病原菌が侵入し、痛みやすくなるので、晴天で土の乾いたころで収穫します。
できれば梅雨に入る前には収穫を終えたいところでした。
収穫の手順
家庭菜園程度の玉ねぎの栽培であればタマネギ葉の部分を手で持ち引き抜くのですが、広大な土地に玉ねぎを植えた結果、なんとか頑張って抑えていた雑草が5月から一気に伸び始め、ぼうぼうになってしましたました。
という事で、まず最初に草刈り機を使用して雑草を刈っていきます。
その後に雑草から見えた玉ねぎを抜いていきます。
なかなか大変でした。
収穫後は、並べて風通しの良い場所で表面を半日ほど乾かしましたが、これだけの量であればできれば2〜3日は乾かしたいところですね。
「新タマネギ」として美味しく食べられる期間は限られているのでなるべく早く消費しようかと思います。
新玉ねぎの保存・貯蔵方法 干し方
玉ねぎは、湿気に弱いため冷蔵庫の保存よりも、
常温で風通しが良く日の当たらない場所の方が長持ちします。
葉や根を切り、ネットやストッキングなどに入れて、日陰で風通しが良い湿気の少ないところに吊るしておくのが1番です。
上記は一般的な話です。
我が家の玉ねぎはこれくらい収穫できました。
地面で乾かした後にキャリーに入れてビニールハウスの風通しを良くして保管しています。
玉ねぎを引き抜いた後に十分に天日干ししたかったのですが、雨の予報だったので早めにコンテナに移し替えました。
腐ってしまう可能性が高いですね。
まとめ
以上、玉ねぎの収穫について書きました。
どれだけの量を収穫したかの報告もしたいと思います。
昨年の記録的不作となったタマネギですが、今年は特にそのようなニュースなどは聞いていません。
昨年と違いお手頃な価格で新玉ねぎを食べることができそうですね。
4~5月にかけて葉が病気で枯れ上がる「べと病」に特に注意が必要です。
それはまた別の記事にしたいと思います。
少量であれば問題ない事でも大量栽培となると予期せぬ事や保存場所や手間など大変です。
腐ってしまう前に早く出荷して莫大な量の玉ねぎをさばいてしまいたいです。