四国・愛媛では梅雨入りしてから思ったほどの降水量がありません。
愛媛県東予・中予にある黒瀬ダム(西条市)・玉川ダム(今治市)・石手川ダム(松山市)の貯水率が、例年と比べて少なくなっています。
空梅雨といってもおかしくない状況です。
かたや関東地方ではまったく違う天気のようですね。
7月に入ってからの10日間、東京の日照時間は5.2時間、埼玉では1.8時間というニュースが流れました。
完全な日照不足ですね。
気温も上がらず野菜の生育にも影響が出ているようです。
野菜価格の現状と少しでもできる対策について紹介したいと思います。
2019年6月〜7月 関東地方の天候
東京の最高気温は5月下旬並みで、7月に夏日にならない日が5日以上続くのは26年ぶり。
気象庁は気温の低い状態が7月下旬までは続く見込みとの予想を示しています。
参考
https://www.agrinews.co.jp/p48170.html
先ほどの説明の通り、7月10日までの日照時間は5.2時間で、平年より大幅に少なくなっています。
低温と日照不足により農作物の育成に影響が出ている模様。
野菜価格への影響
関東(東京)では、きゅうり・ゴーヤ・小松菜・水菜・とうもろこし・オクラ・なすなどの夏野菜の価格が、値上がりしているそうですね。
ゴーヤは九州・熊本県産でも普段と比べ倍以上の値段。
きゅうりの価格もかなり値上がりしていようです。
日照不足の影響で生育が遅れていることが原因で値段が上がっており、今後日照が復活してもすぐには解決しない可能性が高いと予想されます。
経済的影響
日照不足で気温の低い日が続くとどんなことが起こるのか?
たとえば海水浴に影響が出そうですね。
かき氷の売れ行きにも影響が出そう。
逆に日照不足で洗濯物の乾きが悪くなるとコインランドリーの利用が増えることが予想されます。(もう増えているかな?)
四国の天候
愛媛県では思ったほど雨が降らず、空梅雨のような天気が続いています。
7月12日(金)の昼の空は梅雨のさなか、夏の空になっていました。
今後一週間の天気予報では天候が崩れることが予想されています。
愛媛県今治市では取水制限が行われています。
愛媛県今治市の水がめ「玉川ダム」の貯水率が65%を下回り、市などは24日正午から上水道で20%、工業用水でおおむね60%未満の取水制限を始めた。
参考
https://www.asahi.com/articles/ASM6S44NBM6SPFIB005.html
取水制限(しゅすいせいげん)とは、異常な少雨や涸渇などによってダムその他の淡水を蓄える施設の貯水量が減少した時に、河川から取水する量を減らすことである。(ダムの放流制限ではない)
まとまった雨が降らず、貯水量の基準がさらに下がった場合、取水制限より厳しい断水という措置になる場合もあります。
愛媛県松山市では過去に断水が行われたそうです。(その時ブログ運営者は愛媛県にはいませんでした。)
約25年前の1994年、日本列島は春から秋にかけて少雨に見舞われました。
その中でも愛媛県松山市は甚大な渇水被害を受け、1日の16時から20時の4時間しか水道水が出ない時間断水(水道から水が出ない状態)が、なんと2か月間続いたそうです。
しかしながら、7月3〜4日にかけて徳島県海陽町で一時、大雨警報が発表されるほどの大雨。
また高知県須崎市の24時間雨量は179.5ミリなど降水量の多い地域もありました。
同じ四国でも状況は全然違います。
値上がりする野菜を少しでも安く買う方法
毎度同じ内容になりますが、四国ではそれほど野菜価格が値上がりしていないように思います。
そこでインターネット通販を利用して、野菜を購入する方法。
関西や中国地方、四国など比較的野菜価格が安定している地域に絞ってAmazon、楽天、ヤフーショッピングで購入すればいいんです。
またオイシックスやらでぃっしゅぼーやなどを利用して、野菜を定期購入すればスーパーで購入するよりも安く買えるケースもあるのではないでしょうか?
まとめ
異常気象をもたらすとされるエルニーニョ現象が終息したと発表。
エルニーニョ現象で猛暑日が少なくなると予想されます。
35度を超える猛暑日が続くのは体にこたえるので非常にありがたいです。
しかし全国的に天候がぐずつく状態が続くため、農作物の管理に気を付けたいところです。
四国などの空梅雨に近い状況の地域では7月の「海の日」前後にはまとまった雨予想されているそうです。
一回の雨で貯水率が一気に上がることはないですが、バランスよく雨が降って夏らしい日が来ることが一番の対策ですね。
人間の力ではどうしようもない話ですが・・・