浦島太郎と玉手箱。
中から出てきた白煙がやがて紫色の雲になり山に・・・
浦島伝説が残るのは香川県三豊市の荘内半島にある「紫雲出山」。
全国的には有名なところなのですかね?
愛媛県の人に『紫雲出山(しうでやま)』と言っても知らない人ばかり。
新宮(しんぐう)?
霧の森大福で有名なところ?
とまで言われる始末。
自然豊かな紫雲出山からみる瀬戸内の海は絶景で、アジサイ・ツバキ・スイセン・サザンカなど四季折々に美しい花を楽しむことができます。
春の桜の季節には、約1000本の桜が美しく咲き誇るんです。
桜と瀬戸内海を素晴らしい光景が、人の心を感動させてくれます。
そんな桜の季節、紫雲出山に行ってきました。
平成最後のお花見の季節、失敗したことも多かったので来年のための備忘録として、記事にします。
紫雲出山の場所・アクセス方法
紫雲出山は先ほどの紹介の通り、香川県三豊市の荘内半島にあります。
■所在地 香川県三豊市詫間町大浜乙451-1
■アクセス 【車】高松自動車道「三豊鳥坂IC」より約45分
桜の見ごろ時期は3月下旬~4月中旬ですね。
桜の季節の毎年3月下旬から4月の初旬まで交通規制が行われます。
紫雲出山の麓に一度駐車してシャトルバスに乗り換えて紫雲出山に行きます。
料金は片道200円、往復で400円です。
駐車場は漁港、漁港がいっぱいになれば大浜小学校、小学校が満車になれば高松高専へ駐車します。
大浜小学校・高松高専へ駐車する場合は一度マイクロバスで漁港まで出てからシャトルバスに乗り換えます。
駐車場から紫雲出山第一駐車場まで
全く予備知識なしに紫雲出山に向かったんです。
ということでわからないことばかり。
大浜漁港辺りで係員が交通整理を行なっていました。
大浜漁港は満車なので大浜小学校に駐車してください、とのこと。
大浜小学校に駐車したのは10時30分くらいでした。
この時間帯には既に多くの人が紫雲出山に向かっていたんですね。
知りませんでした。
ここからマイクロバスで大浜漁港に向かいます。
大浜小学校臨時駐車場から大浜漁港までのバスは無料でした。
大浜小学校が満車になったらさらに遠くの高松高専を臨時駐車場にするとのこと。
四国が誇る大人気桜・花見スポットは伊達じゃなかったんです。
大浜漁港に着くとシャトルバスのチケットを購入する必要があります。
先ほどの説明の通り、片道200円、往復400円。
片道だけ買う人なんかいるのかな?
という疑問がありましたが、軽い登山気分で歩いて登る人もちらほら見かけました。
道路を歩いている人もいましたが、地図を見る限り登山道(遊歩道)も整備されているようでしたね。
歩いて登る気にはなれませんでしたけど(^_^;)。
大浜漁港から紫雲出山の駐車場までや通常であれば約10分程度。
シャトルバスの離合のため途中バス待ちがあるのでもう少し時間がかかります。
大浜漁港から紫雲出山の桜の開花状況(2019年)までの動画では坂道を歩く人たちを見かけることができます。
紫雲出山第一駐車場から山頂(展望台まで)
紫雲出山の駐車場から遊歩道を歩きながら標高352mの山頂へ。
看板には所要時間約7分と書いてありますが、もう少し時間がかかります。
トイレはこの紫雲出山第一駐車場と山頂付近にもあるので安心です。
山道を登っていくとキレイな桜が!
桜の樹の下ではコスプレをした人が撮影会を行なっていました。
紫雲出山を訪れたこの日は満開。
本当にお花見日和でした。
道に沿ってアジサイも植えられています。
6月には紫陽花がキレイに咲いている様子が目に浮かぶようです。
満開の桜は見ごたえたっぷりでした。
ここが紫雲出山山頂展望台。
たどり着いた山頂展望台からは、天気が良ければ小豆島など瀬戸内海の島々や中国地方も望める大パノラマが広がります。
この日は晴れていたのですが、残念ながら霞のせいで視界が良くありませんでした。
瀬戸内海、燧灘の向こうに愛媛県新居浜市・西条市・今治市が見えるはずですが、残念ながらこんな感じでした。
東側も霞がなく晴れ渡った日であれば小豆島が見えるようです。
今回の訪問ではあまりいい写真を撮影することはできませんでしたが、絶景(と呼べるような写真かどうかはわかりませんが・・・)のスポットでは間違い無いです。
ぜひこちらのサイトを確認してみてください。
紫雲出山から漁港へ戻る
一通り花見を終了し、帰りのシャトルバスを待つ間、駐車場近くの「第2展望台」へ上がったみました。
駐車場から1分ほどで展望台に到着します。
桜とすぐそこに見える粟島とのコントラストは間違いなくインスタ映えしますね。
本当にキレイでした。
最初の説明の通り、この紫雲出山のある荘内半島は浦島太郎の浦島伝説の里として有名なんです。
この通り、看板も英語表記とともに設置されています。
紫雲出山第2展望台はそれほど広くありません。
展望台から降りてくるとちょうどバスが到着していました。
これに乗り込んで帰ります。
シャトルバス発着地の大浜漁港
大浜漁港からマイクロバスに乗り換えて車を停めた大浜小学校まで帰るわけですが、大浜漁港ではチケット販売以外にも多くの屋台やお土産物屋さんが出店していました。
少し遅い昼食は香川の名物「讃岐うどん」を食べたかったので、買い食いはしませんでした。
お土産物やさんがもっと多く出店していればよかったかなと思います。
まとめ
紫雲出山への県道の大混雑を抑えるために、大浜漁港から紫雲出山山頂までの道は3月30日から4月7日、午前8時から午後7時30分まで車両の通行が禁止されていました。
あの細い道で運転に慣れていない人や年配の方の運転で大渋滞するだろうということは大体予測されます。
いや、そもそも車の量がいつもの数十倍になり、過去にはどうしようもなくなるくらい身動きが取れなくなったんでしょうね。
まぁ、それくらいみんなが行ってみたい桜の花見スポットであることは間違いないです。
天候など諸事情によって条件が変わることがありますので、詳しくは 三豊市観光交流局オフィシャルサイトをご確認した方が良いかもしれませんんね。
約1000本の桜が瀬戸内海を優しく彩る“別世界”のような光景を、ぜひ堪能してください。