子供達にとってカブトムシとクワガタムシは夏のアイドル。
そんな昆虫の王様の捕り方やメスを飼って、幼虫から育てる方法を紹介する。
カブトムシとクワガタムシの昆虫採集について
カブトムシは比較的簡単に捕獲、飼育できる。
んで、クワガタムシはというと、飼ったことがないどころか捕獲したこともない。
子供の頃、ガキ大将みたいなのが「いる場所知っている!!」とか偉そうにいってても一度も捕まえた試しがない。
今回はクワガタブリーダーに捕獲ポイントや飼育方法など非常に参考になったことについて書いていく。
捕獲場所 時間帯
カブトムシ
カブトムシは田舎なら結構どこにでもいます。(自分の住んでるところだけ?)
夜中に東予総合公園の街灯や木に集まってくるという話もきいたり、牛糞や豚糞にメスが産卵くるのか幼虫や成虫がよくいます。
比較的簡単に捕獲できます。
今年はトウモロコシの実にいつぱい集って農作物の被害を受けました。なのでカブトムシは嫌いになりました。
クワガタムシ
時期は6月中旬から8月の中旬まで獲れる。
早ければ梅雨の時期からクワガタ採集が可能です。
時間帯は朝、昼、夜関係なくクワガタが獲れる。
しかし、日が落ちて暗くなってからか、早朝の早い時期の方がよく捕まえることができます。
うだるような暑さの昼間は木の穴に隠れてなかなか捕まえるのは困難です。
朝晩のある程度気温が下がった時間帯に表に出てきます。
夜行性ということもあり、日が沈んだ夜に捕まえにいくのが面白いです。
クワガタムシの捕獲場所はクヌギ、コナラの木。
ヒラタクワガタ、コクワガタ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタのオス、メスが採集できます。
残念ながら西条市でオオクワガタを捕獲したという情報はありません。(私が知らないだけかもしれません。)
クワガタはクヌギ、コナラの樹液に集まるわけではなく、木に空いた穴を住処(住みか)にしています。
クヌギやコナラはシイタケ栽培に使われる木材です。
田舎ではよく見かける樹木で、「クヌギ」「コナラ」があればチェックするとかなりの確率でクワガタをゲットすることができます。
木に穴の空いた部分があるかどうかをチェックするのがポイントです。
愛媛県での捕獲スポット
私の知る限りでは西条市旧丹原町田滝地区の瀬戸内サーキットの奥にある比較的ひろいクヌギ林があります。
また、西条市旧小松町の山の中にもクヌギがあります。
今治市のしまなみ海道の「ある島」の神社にたくさんのクワガタやカブトムシを採集できる場所があるらしいので、機会があれば行ってみたいと思っています。
クヌギはシイタケ栽培に利用されるので、田舎であればどこにでもある一般的な樹木です。
都会でもさほど遠出しなくてもクワガタを捕まえるチャンスがあるかもしれません。
ある程度ポイントを絞ったら毎日1回から一週間に3〜4回の頻度でクヌギの木をチェックするとその場所にクワガタがいるかどうか判断できるようになります。
クワガタがいる気配がないようであれば別のポイントを探します。
一度でも採集できれば、その木か近くの木に巣がある可能性があります。
ほぼ毎回取れるとその木に巣がある可能性大です。
慣れてれてくればわかってきます。
クヌギの表面はこんな感じのザラザラとした樹木です。
そして、クヌギをよく見ると穴の空いている場所があればクワガタの棲家の可能性があります。
クヌギの木の切り株の部分にコクワガタと空いた穴の中にもにクワガタが見えます。
幼虫の死骸も見えています。
クワガタ採集に出かけた時の注意点
主に夜中にクワガタ採集に出かける際の注意点です。
夜は当然のことながら暗く、昆虫採集を行う場合は草むらを歩く場合もあります。その場合は蚊やアブ、スズメバチやヘビ、マムシなどがいる場合があります。
また、近年問題になっているマダニやヒアリなどの害虫の危険性もあります。
防御策としては服装に気をつけることです。
半袖やサンダルなどの軽装ではなく、夏場でも長袖、長ズボンとスニーカーなど少しでも噛まれにくい、刺されにくい服装をすることが重要です。
また、殺虫剤を携帯し、いざという時に使用して防御することも大切です。
夜にクワガタ採集に出かけた時にオオスズメバチに遭遇し、クワガタムシをとりそこなったことがあります。
スズメバチに刺されるとアナフィラキシーショックで最悪の場合、死に至る可能性もある危険な昆虫なので夜は特に注意が必要です。
クワガタムシの飼育方法 飼い方
飼育方法が一番興味を持つところなのではないでしょうか。
先にも書いたが、カブトムシやカナブンとは違い、クワガタは樹液に集まる昆虫ではありません。
樹液はクワガタにとって主食ではないようです。
百均などで売られている昆虫ゼリーもあまり食べません。
腐ったクヌギについている菌ををエサにしている?また、越冬や産卵には腐ったクヌギ、コナラが必要。
クヌギの木はカワラタケ菌糸やクヌギ菌糸の働きにより木を腐らせる作用があります。
木を腐らせる菌糸を餌にしているのでクワガタには必須。
ちなみにうちはシイタケの終わったクヌギで代用。シイタケ菌は同じ木を腐らせる菌なので大丈夫と判断して使用しました。
飼育に必要なもの一覧
- 衣装ケース→飼育ケース
- 昆虫マット
- 昆虫ゼリー
- クヌギの木(腐ったもの)
- 霧吹き
霧吹き、昆虫マット、衣装ケースは百均やインターネットショップで気軽に購入できる。
衣装ケースに昆虫マットを敷き詰め、クヌギの木があれば木を敷き詰める。
一週間に3日程度霧吹きで昆虫マットやクヌギを湿らせておく。
クワガタの食料も心配なので一応昆虫ゼリーも百均で購入して投入しておいた。
まとめ
特定の採集場所を紹介すると根こそぎ捕獲され、毎年採集できるポイントにクワガタがいなくなったという報告もされています。
良識あるブリーダーは必要以上のクワガタ捕獲は行わずキャッチ&リリースで毎年同じ場所でクワガタが捕獲できる環境を作っています。
我が家で飼育しているクワガタも数が増えたらリリースを行います。
コクワガタ、ミヤマクワガタは一年生だか、ヒラタクワガタは多年生で越冬して2、3年は生きるので大事に育てる予定です。