山登り・登山中に足がつってしまった時の対処方法をまとめました!
登山中に足がつる!
体力には自信があるのですが、登山をはじめてから登山中に足をよく『つり』ます。
ふくらはぎはつりませんが、ふともも(太腿部)の表と裏の部分をつることが多いんです。
- あまり休憩しないで歩き続けるのが、つりやすい原因でしょうか?
- それとも事前の準備運動がないからか?
- 水分補強をあまりしないからでしょうか?
一般的には1時間に10分程度の休憩をとるのが良いとされています。
休憩はとるんですけどね。
登りはじめてから3時間くらいに経過したあたりで太腿がつってしまうんです。
石鎚山の山頂『天狗岳』で足をつった時はさすがに肝を冷やしましたorz。
- 足がつってしばらく動けない
- 下山予定時間を大幅に過ぎてしまう
ということが登山をはじめてから度々ありました。
そのようなことがないように足がつる原因と対処方法について調べてみました。
足がつる原因
まずは足がつる原因ですが、調べてみると原因はいろいろあるようです。
登山中に足がつる原因は以下のとおり。
- 運動不足
- 栄養不足
- 筋肉疲労(筋肉への過度な負担)
- 水分+ミネラル不足
(マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム)
体力に自信がある、と書きました。
しかし運動不足が第一の原因でしょうね。
そして山登り経験者の方から指摘されたのは水分補給不足。
ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料をこまめに飲むことを勧められました。
水分補給するだけで疲れ方が全然違いましたね。
しかし長時間登山していると、やはり太ももをつってしまいます。
足がつる前の予防とつった後の対策
足がつる前の対策もいろいろとあるようですが、実際に対策したのが以下の4つ。
登山前
準備運動
体を温めストレッチすることにより、関節・筋肉への負担を減らす。
アミノ酸・クエン酸をとる
筋肉疲労に効果がありミネラルの吸収を助ける。(スポーツドリンク、サプリ等)
ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツドリンクを飲みます。
登山中
適度な休憩
1時間に10分程度の休憩をとり、筋肉を休ませる。
水分+塩分(ミネラル)を補給
汗によって失われた水分と塩分(ミネラル)を補給する。
そしてつる兆候が現れたら芍薬甘草湯が効果的なんです!
芍薬甘草湯
足・太ももがつる兆候が少しでも出たら「芍薬甘草湯」という漢方薬を飲むと効果がある時いたので実践してみました。
「芍薬甘草湯」はその名のとおり、芍薬(シャクヤク)と、甘草(カンゾウ)の2つの生薬で作られています。
芍薬と甘草は筋肉の引きつりを緩める作用がある生薬で、2つの生薬がお互いの作用を高めあうことで優れた効果を発揮するようです。
ツムラの漢方製剤・芍薬甘草湯
【効能・効果】
体力にかかわらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのある次の症状に効果あり:(こむらがえり・筋肉のけいれん・腹痛・腰痛)
予防薬としても治療薬としても速攻性があり、服薬ご5~10分くらい休憩すると症状が一気に改善されました!
登山前に服用しても予防効果があるようです。
芍薬甘草湯の効果は素晴らしい!!
足がつる症状が一気に改善されました!!!
芍薬甘草湯の服用方法
芍薬甘草湯は第2類医薬品の漢方薬。
服用回数は1日2回。
15歳以上の成人は1包。
15歳未満は薬の量を減らすように書かれています。
こむら返り・筋肉のけいれん・足がつる以外にも腹痛・腰痛に効果があると書かれていますね。
足がつった時の対処方法
いくら対策をとっていても、足がつってしまったらどうするか?
つってはいないんだけども、太ももや、ふくらはぎに違和感を感じる足がつる前兆。
本格的につってしまうと、歩けるまでに回復するのに時間がかかるので、少しでも気配を感じたら、すぐに対処するのがベストです!
対処法方は次の3つです。
ストレッチ
つった(縮んだ)筋肉をほぐす(伸ばす)こと。
- ふくらはぎのストレッチ
- 太もものストレッチ
休憩
休憩して足の筋肉を休ませる。(5-10分ほど)
芍薬甘草湯
先ほど紹介した筋肉の急激なけいれんに効く漢方薬『芍薬甘草湯』を飲む。
ふくらはぎのストレッチ方法
ふくらはぎがつった場合は、ふくらはぎの筋肉部分(下腿三頭筋というそうだ)が伸びるように、ストレッチをすれば良くなります。アキレス腱のストレッチと同じ方法です。
太ももがつった場合はどうしたらいいでしょうか?
左足の太ももを伸ばす場合は、左手で左足の足先を持って、踵をお尻につける様に持ち上げるといいですね。
まとめ
本格的に足がつってしまうと、歩けるまでに回復するのに時間がかかります。
少しでも気配・違和感を感じたら、すぐに対処するのがベストです!
準備運動や適度な休憩、水分補給とともに芍薬甘草湯を重宝することになりそうです。