2019年6月10日現在、四国地方を始めとする西日本で、いまだ『梅雨入り』していません。
愛媛県西条市にある黒瀬ダムの水位も減っています。
岩肌がむき出しになっている状態。
ダムの管理事務所で聞いたところ、黒瀬ダムの貯水率は58.4%くらい。
60%を切った状態なんです。
十年以上前に渇水に見舞われた同じ愛媛県松山市では節水が呼びかけられています。
今年は空梅雨の予感がするのですが、私の心配が当たらないことを祈るばかりです。
水不足になればコメや野菜、果樹への潅水が制限される可能性もあります。
そうなれば野菜を始めとする農作物にも水不足による不作も考えられます。
今回はそこらへんを考察してみようと思います。
6月の天候・梅雨入りについて
6月7日(金)、関東甲信・東海・北陸・東北南部の各地方で梅雨入りとなりました。
九州南部や、東日本、東北などの梅雨入りしている地域では、湿った空気の影響で曇りや雨の日が多くなると予想されています。
一方、まだ梅雨入りしていない地域、九州北部・中国・四国・近畿。
この地域では、曇りの日が多いものの晴れる日が多いと予想されているようです。
これらの地域の梅雨入りはまだ先となりそうです。
6月中旬から下旬にかけて梅雨入り宣言されると予想されていますが、平年よりも梅雨入りは遅れています。
参考
ウェザーニューズより
予想される気候・気温
5月・6月は30度を超える猛暑日も何日かありました。
四国地方では、ここ一週間の気温は25度前後で推移しています。
気象庁が発表した3ヶ月予報では平均気温が高めとのことで、今年の夏も非常に暑いことが予想されます。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/longfcst/3month/
四国は水不足の可能性
先日紹介した「西条のうちぬき」を汲みに行きました。
なんと水が出ていなかったんです。
農業用水(田植え)の準備のためうちぬきを止めたのか?予想以上にみずがでぬくくなっているのか?わかりません。
しかしこれを見て「水不足」「渇水」「空梅雨」という言葉を考えてしまいました。
https://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/longfcst/3month/
先ほど紹介した気象庁の3ヶ月予報では例年より降水量が多いと予想されています。
近年のゲリラ豪雨などに代表されるように集中豪雨が非常に多く感じます。
だからといって日本全国まんべんなく雨が降るわけではありません。
「ある特定の地域ではまったく雨が降らない」可能性もあると考えられます。
まとめ
ということで水不足による野菜の値段や経済の停滞も考えられるというお話でした。
ここに書いたようなことにならないように祈るばかりです。
雨が振りすぎるのは問題ですが、雨が降らない現在の状況も問題。
黒瀬ダムだけでなく玉川ダム・そして石手川ダムも貯水率が低くなっているはず。
とりあえずダムの貯水量が増えるようなまとまった雨がほしいところです。